米軍と県、５月初協議へ＝相次ぐ米兵性暴力事件受け―沖縄

　在日米軍は２９日、沖縄で米兵による性的暴行事件が相次いでいることを受け、再発防止策として設置を表明していた沖縄県などとの協議の場である「フォーラム」を５月９日に初めて開催すると発表した。

　フォーラムは、沖縄県や県警、在沖米軍のほか、外務省沖縄事務所、在沖米国総領事館、防衛省沖縄防衛局が参加。在日米軍は、同県沖縄市で県警などと今月実施した合同パトロールを含むさまざまな課題を取り上げ、地域社会との関係改善を目指すとしている。

　在日米軍は昨年７月、米兵が性的暴行事件で相次いで起訴されたことを受け、再発防止策として飲酒検問の強化などと併せ、フォーラムの設置を打ち出した。しかし、その後も米兵による事件が続き、県が早期開催を求めていた。