
職場で「それ、おかしくない?」と感じる瞬間は誰しもあるだろう。しかし度が過ぎると、従業員のモチベーションが著しく低下するものだ。
関東圏の40代男性から、理不尽さを感じる投稿が寄せられた。勤め先は、複数の店舗を展開する親族経営の会社だ。
男性が担当するのは、スーパーにテナントとして出店している店で、その労働環境は、親族の担当先とは比較にならない過酷さだ。(文:天音琴葉)
「頼んでもいないのに勝手に残業して、何言ってるんだ的な事を言われ驚いた」
出店先のスーパーが年中無休のため男性は年末年始や夏季休業も取れないという。
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「一日13時間、営業をこなすため、毎月100時間以上のサービス残業となっている」
休みなく働き詰めの日々。しかも、その膨大な残業に対する対価は支払われていないというのだから、心身ともに疲弊する状況だろう。
さすがにこの状況はおかしいと感じた男性は、本社に対し、「せめて残業代は支払うべきではないか」と意見した。ところが、返ってきたのは耳を疑うような言葉だった。
「頼んでもいないのに勝手に残業して、何言ってるんだ的な事を言われ驚いた」
長時間労働をせざるを得ない状況に追い込んでおきながら、まるで従業員が好んで残業しているかのような言い草だ。経営側の責任感の欠如に、男性が驚くのも無理はない。
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さらに男性を愕然とさせたのは、経営者親族とのあからさまな待遇格差だった。
「経営者親族の担当する直営店は定休日あり、年末年始夏季休業あり、一日8時間営業」
と、男性が担当するテナント店舗とは雲泥の差である。それだけではない。ある親族は、
「月に8時間の時間外労働をしているとして、やる気と努力が素晴らしいと優秀社員賞として金一封を受け取っている事」
が判明したのだ。月100時間以上のサービス残業をせざるを得ない従業員がいる一方で、親族は月8時間程度の時間外労働で「優秀社員」扱い。これでは一般社員は到底やっていられないだろう。
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