NHKマイルCに出走予定のパンジャタワー(撮影:井内利彰) 5月11日に東京競馬場、芝1600mで行われるNHKマイルカップ。このレースへの特別登録を済ませている各馬が今朝30日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
昨年の京王杯2歳Sの勝ち馬パンジャタワー(栗東・橋口慎介厩舎)は、朝一番のCWで松山弘平騎手が騎乗。ストロングウィル、セイウンハーデスを追走する形だったが、追い切りで混み合う時間帯だったこともあり、最後の直線では他厩舎の併せ馬も混じるような形になる。そこから抜け出してきて最先着のゴール。時計は6F77.4〜5F63.2〜4F49.0〜3F35.1〜2F22.0〜1F11.1秒をマーク。6F時計は30日の一番時計だった。
昨年の新潟2歳Sの勝ち馬トータルクラリティ(栗東・池添学厩舎)は、1回目のハローが終了した時間帯のCWで北村友一騎手が騎乗。単走だったが、ブリンカーを着用して、集中力を高める走り。道中はきれいな加速ラップを踏んで、時計は6F80.4〜5F65.1〜4F50.3〜3F35.7〜2F22.7〜1F11.5秒。ゴール前はやや減速ラップだったが、動きは決して悪くない。
ファルコンSで重賞を制したヤンキーバローズ(栗東・上村洋行厩舎)は、朝一番のCWで岩田望来騎手が騎乗。デビットバローズに先行して、手応えよく最後の直線を迎えるものの、ゴール前では相手の方が脚色優勢に見える感じ。時計は6F80.4〜5F65.9〜4F51.5〜3F36.5〜2F22.6〜1F11.3秒だった。
(取材・文:井内利彰)