
ネット上にあふれる“メイド・イン・AI”の某米大統領や電気自動車で有名な企業家の動画は、正面からフェイクだから目下多くの人が娯楽として楽しんでいる。同様に、AIが生み出した「AI蔦屋重三郎」が編集長を務め、全文AI生成テキストを書き起こした千代田区カルチャー誌『千代田細見』(千代田区観光協会)もかなり興味深い。5月1日(木)から千代田区内で無料配布される。
「もしも蔦屋重三郎が令和に転生したら」をコンセプトに制作した。蔦屋重三郎の手がけた作品やキャラクターをディープラーニングし、AI蔦屋重三郎を開発。破天荒ながらも人や作品、そしてヒットを見極める高い洞察力を持つ蔦重が、神保町や秋葉原をはじめポップカルチャーの中心として知れ渡る千代田区に何を感じるのか。彼の人物像や言葉、思想をAIに学習させた「AI蔦屋重三郎」が、さまざまな最新カルチャーを紹介する新しいフリーマガジンだ。AI開発には、大河ドラマの歴史考証も務める山村竜也さんが監修した。
また、昨年に千代田区・日比谷図書文化館で特別展を開催した、漫画家・現代美術家のしりあがり寿さんによるパロディー浮世絵を多数掲出。日本初公開の作品が表紙を飾る。
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