ボルシアMGで活躍中の日本代表DF板倉滉 [写真]=Getty Images ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉に対し、名門ドルトムントが関心を寄せているようだ。29日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在28歳の板倉は川崎フロンターレとベガルタ仙台を経て、2019年1月にマンチェスター・シティへ完全移籍加入。フローニンゲンやシャルケへのレンタルを経験した後、2022年夏にボルシアMGへ完全移籍し、現在に至るまでセンターバック(CB)の主軸として活躍している。今シーズンはここまで公式戦31試合に出場し4ゴール1アシストをマーク。現地時間20日に行われたドルトムント戦では中央突破から衝撃的なゴールを決めるなど、存在感を放っている。
板倉を巡っては、昨シーズンのエールディヴィジ王者PSVなどからの関心が明らかになっており、以前からステップアップの噂が絶えない。現行契約を2026年6月末まで残すボルシアMGは、移籍金の回収が見込める今夏の移籍市場での売却も視野に入れており、1200万ユーロ(約19億円)以上のオファーが提示された場合には交渉に応じる可能性があるようだ。
今回の報道によると、国内屈指の名門ドルトムントも板倉の動向を注視している模様。同クラブではニコ・コヴァチ監督が3バックシステムを採用していることや、ドイツ代表DFニコ・シュロッターベックが左ひざ半月板損傷で長期離脱を強いられたことに伴い、センターバック(CB)の補強が検討されているという。板倉についてはシュロッターベックの穴を埋め、将来的には同選手とともに最終ラインの主軸を担い得る存在として、セバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)らの注目を集めているようだ。
なお、ドルトムントではCBを主戦場としているドイツ代表MFエムレ・ジャン、および同国代表DFニクラス・ズーレとの契約満了が2026年6月末に迫ってり、今夏の去就も不透明と報じられている。