JR東日本のロゴマーク JR東日本が30日発表した2025年3月期連結決算は、鉄道利用の回復を背景に増収増益となった。インバウンド(訪日客)需要を取り込んだことに加え、北陸新幹線の延伸効果も寄与した。
売上高は前期比5.8%増の2兆8875億円、本業のもうけを示す営業利益は9.2%増の3767億円、純利益は14.2%増の2242億円だった。
運輸収入は、コロナ禍の影響が出る前の19年3月期との比較で95.3%まで回復。流通事業やホテル事業なども好調だった。
26年3月期の連結業績も増収増益を見込む。引き続きインバウンド向け需要の受け入れ体制を整え、ニーズに合った旅行商品などを展開し収入増につなげる方針だ。