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InstagramやFacebook、Threadsを運営する米Metaは4月30日(現地時間)、第1四半期(1月〜3月)の決算を発表した。売上高は前年同期比16%増の423億1400万ドル、純利益は35%増の166億4400万ドル(1株当たり6ドル43セント)と、増収増益だった。AI活用で改善している広告事業が好調だった。
セグメント別実績は、主力の広告収入を支えるFamily of Appsの売上高は16%増の419億200万ドル、営業利益は217億6500万ドル。メタバースと“AIデバイス”を手掛けるReality Labsの売上高は6%減の4億1200万ドル、営業損失は42億1000万ドルだった。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は414億ドル、純利益は5ドル28セント)を上回った。
マーク・ザッカーバーグCEOは、AIが事業全体を変革しているとし、AIへの投資を増やし、リソースをAIに集中させていると語った。前日に単体アプリとして公開した「Meta AI」のMAUは10億人近く、ユーザーのためのパーソナルAIに育てていくとも語った。
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また、ThreadsのMAUが3億5000万人を超え、「次の主要なソーシャルアプリになる軌道に乗っている」と述べた。MetaはThreadsに広告を掲載できるようにすると発表済みだ。
メタバースについては、「Ray-Ban Meta」スマートグラスの販売が前年比で3倍になり、ユーザーの利用頻度が高いと語った。スマートグラスやQuestシリーズをAIデバイスと定義し、メタバースを含む次世代のコンピューティングプラットフォームになると位置づけた。
第2四半期の総売上高は、425億ドルから455億ドルの範囲と予想した。
2025年通年の設備投資額について、以前の見通しから上方修正し、640億ドルから720億ドルの範囲になる見込みとした。この更新された見通しは、AIへの取り組みをサポートするための追加のデータセンター投資と、インフラのコスト増加を反映したものだ。
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