
一見ぬいぐるみやフェルト作品かと思いきや、実は“和紙”を使った手作りアートだというから驚きです。
この作品を手がけたのは、切って折って動物を生み出す「切り折り紙」作家、きりがみパパことキワムさん(@pkirigami)。10年以上にわたり紙で動物を表現し続けてきたキワムさんに、お話を聞きました。
ーーこの作品やアイデアのきっかけはありますか。
キワム:紙を切って折る「切り折り紙」という手法で動物などを作り続けているのですが、2年ほど前から和紙を使った動物の表現をしております。和紙を使い始めたきっかけは、大好きなキツネを作る際により毛の柔らかさや温もりを再現できないかと思い試行錯誤したことから、和紙をちぎった際の毛羽立ちを使うことを思いつきました。
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ーーもふもふを演出するためにこだわったポイントは。
キワム:和紙にもたくさんの種類があり、原材料の植物の違いで毛羽立ちの長さやちぎりやすさが変わってくるんです。理想のもふもふの表現ができる和紙を見つけるまでにかなりの数の和紙を試しました。
ーー投稿へのコメントで印象に残るものはありますか?
キワム:作ったものに対して「かわいい」「ほしい」と言ってくださるのは素直にうれしいです。意外と折る前の平面のほうに対して「かわいい」という声が多かったことが印象に残っています。あとは予想はしていたのですが「毛皮みたいで怖い」という声もやはりありました(笑)。
◇ ◇
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和紙をまとった小さな命たちは、見る人の心を優しく包んでくれるよう。
近々、愛犬をモデルにしたオーダーメイド作品の販売も考えているというキワムさん。「切る・折る・ちぎる」を駆使して、今後もさまざまな“もふもふ”が生まれそうです。
(まいどなニュース特約・青島 ほなみ)
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