“匠の技”で激変した庭が、YouTubeチャンネル「Kanai Style」で公開されました。動画は記事執筆時点で13万回以上再生され、プロの仕事ぶりに「素晴らしい」「流石としか言いようがない」などの声が上がっています。
匠の技を見せてくれたのは、庭師歴50年超の金井良一さん。テレビ東京の番組「TVチャンピオン」でガーデニング王選手権を4連覇し、テレビ朝日系列の番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」に出演するなど、数々の実績を誇るガーデンアーティストです。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」では「廃材のスタイリスト」と呼ばれていた金井さん。今回、4人家族が暮らす家のガーデンリメイクでも、その二つ名にふさわしい技術を披露します。
まずは車が出入りしやすいように駐車場のブロック塀を解体し、続けて玄関アプローチも解体。その際、タイル9枚分で切込みを入れて、30センチ四方の平板になるように丁寧にカットしています。なお、解体後の玄関前の床面は、コンクリート舗装をして洗い出して仕上げています。
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雑草が生えていて、あまり活用されていなかった駐車場奥のスペース。ここは防草シートとモルタルで雑草対策してから、先ほどの下地ごと剥がしたタイルをそのままアプローチのステップとして再利用します。すっきりして家事作業もしやすいサービスヤードとして生まれ変わりました。
さらに、廃材は下地の底上げと強化にも活用することで、ごみを出さずに済んでいます。庭から出てきたれんがを再利用し、庭の裏にあるマスを囲んだら、その周りに解体時に出たブロックの端材を敷いて、隙間に砂や砕石を入れて押し固めています。
仕上げとして、それらの上にホームセンターでも買える「固まる土」を敷いています。これは水で濡らしたら固まり、水も浸透するもので、比較的簡単に雑草対策ができるとのこと。加えて、テラスの近くに同じく廃材のブロックで“庭の景”を演出する匠ならではのシーンも見られます。見栄えをよくしつつ、各スペースの使いやすさを重視した改造がお見事!
上記のアプローチや景の演出のほか、プランターをのせる花台として「物干しの土台を逆さにして活用」するなど、もともと庭にあった物を全て即興で生かしており、まさに“廃材のスタイリスト”といったアイデアに感動します。
動画には、「流石としか言いようがないです。解体品の使い方これぞプロの技ですね」「(廃材処分費用)って本当に馬鹿にならないほどの金額になります。凄い節約とステキなお庭ができましたね」「庭の本来の存在価値を取り戻した発想力がプロですね」などの声が寄せられています。なお、ガーデンリメイクの詳細は動画で確認できます。
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以前には、金井さんが手掛けた日本庭園の4年後の変化を追ったビフォーアフター動画が話題に。同チャンネルでは他にも、廃材を使ったDIYやガーデンリメイクを公開しており、情報はInstagram(@kanai_style)でも発信しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「Kanai Style」さん
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