
職場でのいじめや暴言は、された側の心に深い傷を残す。しかし、人を呪わば穴二つという諺もある通り、自分自身に跳ね返ってくることもあるのだ。
投稿を寄せた50代女性(事務・管理)は新卒で地方銀行に入社した時のショッキングな出来事を振り返った。希望に胸を膨らませて入社した女性を待ち受けていたのは、先輩からの執拗な嫌がらせだった。
「一つ上の女子行員に目をつけられ、ことごとく嫌がらせをされました。地道に仕事している私に、『ばっかじゃ、死ねぇ気狂い』と言われたときは愕然としました」
これまでそんな汚い言葉を聞いたことがなかったという女性は衝撃を受けるとともに、深く傷ついたに違いない。(文:天音琴葉)
先輩は自分より給与が低かった
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さらに追い打ちをかけたのは、嫌がらせをする先輩行員に同調するかのような上司の言葉だった。
「その行員と懇意にしていた支店長代理は、『あれは、ここを辞めたら、仕事が無い。娼婦にしかなれない』と言いました」
上司による人格否定は、彼女の心にさらに深い傷を残した。しかし、この話には驚くべき後日談がある。
「ただ、その行員が、みんなに見せびらかしていた給与明細は、私より階級は上なのに、額は少なかったので、上の人は、ちゃんと査定しているのだと思いました。その支店長代理はその後すぐクビになりました」
「私の高校時代からの親友のお父様が、その会社の重役だったからです」
少なくとも給与査定においては、会社は働きぶりをしっかり見て正当に評価していたのかもしれない。また、投稿者を「娼婦にしかなれない」とまで言った支店長代理が、その後すぐに解雇されたことも衝撃的だが、その理由は、さらに驚くべきものだった。
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「私の高校時代からの親友のお父様が、その会社の重役だったからです。嘘のようなホントの話です」
先輩と上司によるいじめに苦しんだ女性だが、結果的に上司は職を失い、自身の仕事ぶりは給与面で評価されていたことが判明した。まるでドラマのような展開だが、これが現実だという。
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