永野芽郁&田中圭の不倫疑惑騒動、テレビ関係者が証言した「ワイドショーが報じない理由」

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2025年05月02日 12:01  サイゾーオンライン

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永野芽郁(写真:Getty images)

 女優の永野芽郁が、俳優の田中圭との不倫疑惑などを「週刊文春」(文藝春秋)に報じられた件で謝罪した。ただし「誤解を招くような軽率な行動」があったのは認めた一方、不倫については否定。しかし、永野が出演するコンタクトレンズのCM動画が「非公開」になるなど、広告取り下げ騒動へと発展する気配が出てきている。

 現時点で今年最大級の芸能スキャンダルといっても過言ではないが、なぜか地上波の情報番組やワイドショーではほとんど扱われず、ネット上では「忖度では」と疑問の声が続出している。実際に「忖度」は働いたのか、在京テレビ局の関係者に真相を聞いた。

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 永野については、4月24日発売の「週刊文春」が15歳年上で妻子ある田中と韓国の若手俳優キム・ムジュンとの「二股不倫」を報道。永野の所属事務所は即座にコメントを出し、田中やキムを自宅に招いたのは事実だが、母親も在宅していたとして不倫や交際を否定した。

 その後、永野は4月28日深夜のラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)で、「誤解を招くような軽率な行動をしたこと、心から反省しています。今後はこのようなことが二度とないように、節度を持った行動をしていきます」と謝罪。しかし、田中との不倫疑惑については親密そうなツーショットが流出していることもあり、疑いを晴らすには至らず、現在も延焼が続いている。

 スポンサーにとっても看過できない状況のようで、コンタクトレンズ専門店「アイシティ」は永野が先生役となって子どもたちのコンタクトデビューを応援するCMを2月からテレビやネットで放映していたが、これがYouTube上で「非公開」になった。現時点では、永野を起用した広告ビジュアルは一部使用されているため完全に降板というわけではなさそうだが、今後の展開次第では「CM降板ドミノ」が起きかねない。

 騒ぎが拡大するなか、ネット上では「なぜワイドショーは永野芽郁と田中圭の不倫疑惑を報じないんだ」という疑問の声が続出。今年最大クラスの芸能スキャンダルで、スポンサーにも動きがあったにもかかわらず、各局のワイドショーではほとんど扱われていないからだ。

 テレビ朝日は「週刊文春」の第一報や永野のラジオでの謝罪コメントを伝えた情報番組があり、TBSはラジオでの謝罪コメントを報道番組の芸能ニュースとして扱うなどしたが、いわゆる午後のワイドショーなどは「スルー」状態が続いている。スキャンダルの話題性に比べると、テレビでの扱いはかなり小さいと感じられる状況だ。

 永野が所属するスターダストプロモーションは業界屈指の大手で、彼女は多数のCMにも出演し、現在放送中のTBS系日曜劇場『キャスター』ではメインキャストを務めている。そのため、ネット上では「事務所やスポンサーへの忖度ではないか」「TBSはドラマ出演者だからワイドショーで扱わないのでは」といった疑いの目が強まっているようだ。

テレビ関係者「忖度あった」と断言

 実際、今回のスキャンダルがテレビで大きく報じられないのは「忖度」のせいなのだろうか。在京テレビ局の関係者はこう断言する。

「これはもう『忖度以外の何物でもありません』とはっきり言えます。情けないの一言です。おそらく文春の第一報と永野芽郁のラジオ番組での謝罪の件で計2度放送したのは、テレビ朝日系の情報番組『グッド!モーニング』くらいではないでしょうか。前日には早刷りが入手できますから、どこの局も『文春』発売の前日、水曜日の昼過ぎくらいには記事の内容を把握していたと思いますが、ほとんどの番組が扱わなかった。

 当初は、ほぼどこの局も意気軒高でした。なにせ清純派女優の代表格である永野芽郁と、売れっ子俳優の田中圭の不倫疑惑ですからね。トップ級の扱いを想定していた番組もありました。永野と田中のそれぞれの事務所は『あまり大々的に報じないでもらえたらありがたいですが……』という、いわゆる“お願いベース”での連絡は局側に入れているはずですが、このご時世なので高圧的なものではなく、そもそも事務所の言い分は『不倫はない』という否定なわけですから、報じることに問題はないはずでした」

 それがなぜ「テレビでほとんど扱われない」という状況になってしまったのか。前出の関係者は続ける。

「実際のところは、事務所サイドはテレビで報道されることを覚悟していたはずです。その証拠に、第一報があった日の夕方には、双方の事務所がそれぞれ否定コメントを発表しており、時間的に各局は夕方のニュース番組で報じることができるようになっていました。ところが、その日は皆スルーしました。理由は『本人たちが否定しているから』というもの。報じる気満々だった現場は『はぁ?』ですよ。

 否定していようが認めていようが、疑惑として大きなニュースになっているのは事実で、事務所がコメントを出したのも事実。広末涼子の不倫騒動の時は全局が大々的にやっていたわけですし、過去に本人たちが否定した不倫疑惑を報じた例はたくさんありますから、ふつうに『このような疑惑があって事務所はこうコメントした』と報道することはできたはずです。それなのに今回はどこも報じなかったわけですから、これはもう忖度としか言いようがありません」

ゴールデンウィーク明けが運命の分かれ道

 やはり「ネットで大騒ぎなのに大半の番組はスルー」という異常な状況は、業界の「忖度」が影響していたようだ。前出の関係者はこうした「忖度」の弊害を指摘する。

「前述したようにテレビ朝日の番組は2回にわたって扱っていますが、それで揉めたという話はないようですから、圧力的なものはなかったと考えられます。それなのに忖度で勝手に報道を自粛してしまうと、視聴者から『否定はしているけど、限りなくクロに近いからテレビは気を遣ってるんだろうな』と思われてしまう。これでは逆効果ですよね」

 永野サイドは否定コメントとラジオでの謝罪で幕引きにしたいようだが、このまま収まるようには思えない。今後、永野の仕事に影響が出ることもあり得そうだが、前出の関係者はこのように推測する。

「永野の今後は文春の動き次第ではないでしょうか。永野と田中の双方が不倫を否定していますが、文春側としては想定内でしょうから(笑)、本当の勝負はここからでしょうね。永野は主演映画『かくかくしかじか』(5月16日公開)の宣伝での稼働が控えていますが、このまま何事もなければ乗り切れるかもしれない。

しかし、もし文春がそれに合わせてスクープ第2弾を出してきたら、状況が変わる可能性は大。致命的なものが出たら、テレビ局やCMスポンサーは厳しい判断をせざるを得ない。ゴールデンウィーク明けに文春以外も含めて週刊誌系メディアが動き出しますから、そこが運命の分かれ道になるでしょう」

 旧ジャニーズ問題やフジテレビ問題で「忖度」をなくす方向に舵を切ったと思われていたテレビ業界だが、まだまだ忖度の慣習が根強く残っていることが今回の騒動で浮き彫りになったといえる。自浄作用には期待できないのだろうか。永野の今後がどうなるかも含め、業界の動きに注目したい。

(文=佐藤勇馬)

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このニュースに関するつぶやき

  • 大手芸能事務所所属で主演のドラマが放映中だとここまで忖度してもらえると・・もうフジだけがおかしい訳じゃ無いと全テレビ局が自供してるようなもんだなぁ
    • イイネ!19
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