トップチームデビューを果たした(右)ウォルシュ [写真]=Getty Images チェルシーに所属するU−17イングランド代表MFレジー・ウォルシュが、公式戦デビューを果たした。1日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
UEFAカンファレンスリーグ(ECL)準決勝・ファーストレグが5月1日に行われ、チェルシーは敵地でU−20日本代表DF小杉啓太が所属するユールゴーデン(スウェーデン)と対戦。13分にジェイドン・サンチョが先制点を決めると、43分にはノニ・マドゥエケが追加点を奪ったほか、後半にはニコラス・ジャクソンが2ゴールを挙げるなど、4−1で先勝した。
この試合では88分からウォルシュが途中出場を果たし、記念すべきトップチームデビューを飾った。なお、7歳からチェルシーの下部組織に在籍している同選手は16歳6カ月11日だったことから、1967年にデビューを果たしたMFイアン・ハミルトン氏とGKキングスリー・ウィッフェン氏に続いて、チェルシー史上3番目に若い選手になったという。
10月20日に17歳の誕生日を迎えるまでプロ契約を結ぶことができないまだ学生のウォルシュは、GKのファインセーブに防がれたものの、ファーストタッチで強烈なシュートを放つなど、欧州の舞台で才能の片鱗を見せた。
投入時には「この瞬間を楽しんで、幸せに、毎日一緒に練習しているようにプレーしよう」とウォルシュに伝えていたことを明かしたエンツォ・マレスカ監督は、準決勝という舞台で同選手を起用した理由について次のように説明した。
「彼はまだ若いけど、私たちのプレースタイル、やり方、スタイルに合致している。彼は完璧なんだ。しかし、まだ若く、学んで、努力して確実に成長していく必要がある。でも、私たちは満足しているよ。アカデミーから今シーズンは8人がデビューしたと言われたばかりだ。これは良いことだよ」
また、この試合で2得点を挙げたジャクソンも試合後、イギリスメディア『TNT Sports』で「彼は非常に優れた選手で、最高のクオリティを持っている。間違いなく将来は大きく飛躍するだろう。彼がデビューできて本当に嬉しく思っている。今後はもっと活躍するだろうし、本当に嬉しいよ」とウォルシュに期待を寄せていることを明かした。