ウェブ主審の手にあるホイッスルを吹くヴァーディ [写真]=Getty Images レスターに所属する元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが、アクシデントの主審に代わって笛を吹く珍プレーを披露した。3日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。
プレミアリーグ第35節ですでに降格が決まっているレスターとサウサンプトンが直接対決。レスターは17分にヴァーディの今季8ゴール目で先制すると、前半終盤にジョルダン・アイェウがリードを広げる。9試合無得点だったホーム戦で久々の得点を奪ったレスターは、2−0でリーグ戦12試合ぶりの勝利を飾った。
そんな同試合では前半途中に、プレミアリーグデビューとなったデイヴィッド・ウェブ主審がJ・アイェウと交錯し、ピッチに倒れ込むアクシデントが発生する。ウェブ主審が顔を押さえてうずくまるなか、ヴァーディはとっさの判断でウェブ主審の手にあったホイッスルを吹いてプレーを中断した。ウェブ主審は自力で歩いたものの、サム・バロット第4審が代わって試合を裁くことになった。
Just Jamie Vardy things 😂 pic.twitter.com/xaCj4fiQ27— Leicester City (@LCFC) May 3, 2025
試合後に『BBC』のインタビューに応じたヴァーディは「サウサンプトンが左サイドを突破するのが見えたから、審判が倒れているときに笛を吹いて試合を止めようと思ったんだ」と笑顔で語った。
今シーズン限りで13年過ごしたレスターを退団するヴァーディは、同クラブが自身にとっての「すべてだ」とも語った。
「13年間、僕と家族の人生だった。ファンや街全体が僕らを受け入れてくれた。それだけ長い間、自分の人生であり、この13年間のファンやチームメイトとの仲間意識を見ていると、信じられないような気持ちになる」
“奇跡”のプレミアリーグ制覇の生き証人は、サウサンプトン戦がレスターで公式戦通算498試合目の出場となり、通算ゴール数は「199」に到達。残り3試合でともに大台を突破することはできるのだろうか。
【ハイライト動画】レスター 2−0 サウサンプトン