ACLEの大会MVPはフィルミーノ! 6得点7アシストでアル・アハリのアジア初制覇に大きく貢献

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2025年05月04日 17:08  サッカーキング

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フィルミーノがACLEのMVPに選出! [写真]=Getty Images
 AFC(アジアサッカー連盟)は4日、2024−25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)における最優秀選手賞(MVP)、得点王、最優秀GK賞を発表した。

 ヨーロッパのチャンピオンズリーグにならって、従来のグループステージ制からリーグステージ制が初めて導入された今大会。同ステージは東西に分かれての開催となったが、ラウンド16を戦った後は、サウジアラビアで一斉開催される『ファイナルズ』と題され、独自のフォーマットで大会が進行した。

 そんな大会で決勝に駒を進めたのは、ともに初のアジア制覇をめざすアル・アハリ・サウジと川崎フロンターレ。現地時間3日にキックオフを迎えたファイナルは、序盤からイングランド代表FWイヴァン・トニーや元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノらが川崎Fゴールに襲いかかり、35分には同FWガレーノの狙い済ましたミドルシュートで、アル・アハリ・サウジが先手を取る。前半終盤の42分にはコートジボワール代表MFフランク・ケシエのヘディングシュートでリードを広げると、後半には、途中出場していた川崎FのFW伊藤達哉が複数回にわたってゴールを脅かしたが、試合はこのままタイムアップ。アル・アハリ・サウジが悲願の初優勝を成し遂げた。

 決勝の終了後、AFCは各種表彰を発表。MVPにはアル・アハリ・サウジ所属のフィルミーノ、得点王にはアル・ヒラル所属のサウジアラビア代表FWサレム・アル・ドサリ、最優秀GKにはアル・アハリ・サウジ所属のセネガル代表GKエドゥアール・メンディが選ばれた。

 MVPに輝いたフィルミーノは今大会、全13試合中12試合のピッチに立ち、6ゴール7アシストを記録。特に、サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)の登録から外れて、ACLEに全神経を集中させたファイナルズでの暴れっぷりは見事で、準決勝のアル・ヒラル戦では宿敵撃破につながる先制ゴールを奪っており、決勝の川崎F戦でも2アシストとチームの全得点を演出。アル・アハリ・サウジの“エース”として、堂々のMVP受賞を果たした。

 得点王となったアル・ドサリは、アル・ヒラルのキャプテンとして全12試合に出場。リーグステージ第3節のアル・アイン戦では圧巻のハットトリックを達成すると、ファイナルズに入ってからも2試合連続で得点を重ね、10ゴール2アシストの個人成績を残した。なお、アル・ドサリに次ぐ2位タイには、9ゴールを挙げた横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペス、光州FWのアルバニア代表FWヤシル・アサニ、アル・アハリ・サウジのアルジェリア代表FWリヤド・マフレズがランクイン。8ゴールを挙げたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、彼らに続く結果となった。

 最優秀GKに選出されたメンディは、今大会9試合の出場にとどまっているものの、ファイナルズに入ってからの3試合ではわずか1失点と、安定したセービングを披露。チェルシー時代のCL決勝に続いて、ACLE決勝でもクリーンシートを達成し、アル・アハリ・サウジの初タイトル獲得に大きく貢献した。


【ハイライト動画】アル・アハリが川崎Fを下し、ACLE初優勝


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