レアル・マドリード、セルタに追い上げ許すも逃げ切り成功…バルサと4ポイント差でクラシコへ

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2025年05月05日 00:12  サッカーキング

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エンバペは得点ランキングトップに迫る [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第34節が4日に行われ、レアル・マドリードとセルタが対戦した。

 前節終了時点で22勝6分5敗の成績を残し、勝ち点「72」を積み上げているレアル・マドリード。首位を走るバルセロナとの勝ち点差は「4」まで広がっているが、今節を既に終えたバルセロナは順調に3ポイントを積み重ねた。逆転でラ・リーガのタイトルを狙うレアル・マドリードにとっては、残る4試合で落としていい試合など1つもない。

 対するセルタは、前節終了時点で13勝7分13敗の勝ち点「46」を獲得。現在は来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を争っている。

 そんな両者によるゲームの、均衡が破れたのは33分のこと。レアル・マドリードが右コーナーキックを獲得すると、キッカーを務めたアルダ・ギュレルはショートコーナーを選択。ボックス右でルーカス・バスケスからのリターンパスを受けたギュレルが、キックフェイントで相手をかわしてから左足を振り抜くと、狙い澄ました一撃がファーサイドに吸い込まれ、レアル・マドリードが先手を取った。

 このゴールで勢いに乗ったレアル・マドリードは39分、自陣ペナルティエリアでダニ・セバージョスがボールを奪ったところからカウンターへ転じる。セバージョスからの縦パスをヴィニシウス・ジュニオールがフリックし、ジュード・ベリンガムがアバウトなボールを右サイドへ送ると、収めたエンバペは軸足を滑らせながらも右足でシュートを叩き込み、リードを広げた。

 レアル・マドリードは前半を2点リードで終わらせると、後半立ち上がりに試合を決定付ける。48分、ピッチ中央付近でセバージョスからのパスを引き出したギュレルが、うまくターンしてスルーパスを通すと、抜け出したエンバペが冷静に左足でネットを揺らす。チームとして3点をリードしただけでなく、エンバペ個人としても今季のラ・リーガで24点目を記録し、得点ランキングで首位を走るロベルト・レヴァンドフスキに1点差まで迫った。

 だが、ここからセルタが猛攻をスタート。まずは69分、ウーゴ・ソテロの蹴った左コーナーキックを、ニアサイドへ飛び込んだパブロ・デュランが右足アウトサイドでシュート。ここはゴールカバーに入ったバスケスがクリアしたものの、こぼれ球をハビ・ロドリゲスが押し込んで1点を返す。

 さらに、セルタは75分、ソテロを下げて“エース”のイアゴ・アスパスを投入。すると直後のプレーで“10番”が大仕事。敵陣中央右寄りの位置でマルコス・アロンソからのパスを受けたアスパスが、左足で中央を破るスルーパスを送ると、抜け出したヴィリオット・スウェドベリが落ち着いて流し込む。これでセルタが1点差まで迫った。

 後半アディショナルタイムの5分間も含めて、終盤はセルタが押し込み続ける展開に。レアル・マドリードもカウンターアタックから複数回の決定機を作り、トドメを刺すことはできなかったが、これ以上の追い上げも許さず、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 この結果、レアル・マドリードはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝で敗れたショックを払拭させる勝ち点「3」を獲得し、ラ・リーガでは4連勝を達成した。一方のセルタは、2試合ぶりの黒星を喫している。

 次節、レアル・マドリードは11日に敵地でバルセロナと、セルタは10日にホームでセビージャと、それぞれ対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 3−2 セルタ

【得点者】
1−0 33分 アルダ・ギュレル(レアル・マドリード)
2−0 39分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
3−0 48分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
3−1 69分 ハビ・ロドリゲス(セルタ)
3−2 76分 ヴィリオット・スウェドベリ(セルタ)

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