1ポイントを獲得したマインツ [写真]=Getty Images ブンデスリーガ第32節が4日に行われ、マインツとフランクフルトが対戦した。
ここまで31試合を消化したリーグ戦で13勝8分10敗を記録し、勝ち点「47」の7位につけるマインツ。直近のブンデスリーガで6戦未勝利と苦しむ同クラブが、現在3位のフランクフルトをホームで迎え撃つ。今季より鹿島アントラーズから加入したMF佐野海舟は、この試合でも先発出場。ドイツの地で1年目から躍動する日本人ボランチの活躍に期待がかかる。
佐野は立ち上がりから豊富な運動量で存在感を示し、時折見せる攻撃参加でチームを活性化。しかし、最初にスコアを動かしたのはフランクフルトだった。16分にラスムス・クリステンセンが自陣右サイドでボールを奪い、味方とのワンツーでカウンターに移行。ウーゴ・エキティケがピッチ中央をドリブルで運び、最終ラインの間を駆け上がるクリステンセンへとスルーパスを出す。冷静にGKとの1対1を制し、フランクフルトが先制した。
リードを許したマインツだったが、先制点献上の直前に加えて、25分に2人目の負傷者が発生。予期せぬ形で交代カードを2枚使用してしまう。前半アディショナルタイムにはアントニ・カシのクロスをイ・ジェソンが頭で合わせてネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は取り消しとなった。
そんななか、57分にホームチームがゲームを振り出しに戻す。敵陣右サイド深くでスローインを得ると、シルヴァン・ヴィドマーがペナルティエリア内に長いボールを投げ入れる。競り勝ったシュテファン・ベルが頭で後方に逸らすと、大外から飛び込んできたヨナタン・ブルカルトが反応。相手のクリアボールがブルカルトに当たってゴールへと吸い込まれ、貴重な同点弾を挙げた。
結局、そのまま試合は1−1で終了。勝ち点「1」ずつを分け合った。なお、佐野は公式戦30試合連続のフル出場を果たしている。次節、マインツは10日にアウェイでボーフムと対戦。フランクフルトはその翌日にホームでザンクトパウリと対戦する。
【スコア】
マインツ 1−1 フランクフルト
【得点者】
0−1 16分 ラスムス・クリステンセン(フランクフルト)
1−1 57分 ヨナタン・ブルカルト(マインツ)