“ダービー男”はスコアレスドローでも存在感! 久保建英、チーム最高タイ評価「力強さが欠けていたわけではない」

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2025年05月05日 13:20  サッカーキング

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レクエ相手に果敢に仕掛けるMF久保建英 [写真]=Getty Images
 スペイン紙『エル・デスマルケ』や『ムンド・デポルティーボ』が、4日のラ・リーガ第34節アスレティック・ビルバオ戦でプレーした、レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英について、評価を下している。

 イノマル・アルグアシル監督の退任発表後初の公式戦となったレアル・ソシエダは、本拠地『アノエタ』でのラ・リーガ第34節アスレティック・ビルバオ戦に臨んだ。6年半に渡って指揮を取ったアルグアシル監督にとって、33年ぶりの優勝を果たした2019−20シーズンのコパ・デル・レイ(国王杯)決勝戦を筆頭に、現体制下においては計14度対戦(6勝3分5敗)してきた宿敵との最後の“デルビ・バスコ(バスク・ダービー)”に。システムは『4−1−4−1』を採用し、久保建英を右サイドハーフでスタメン起用した。そんな試合は、アスレティック・ビルバオがヨーロッパリーグ(EL)の準決勝・2ndレグを見据えたターンオーバーを組み、ローテンションのゲーム運びを実行したこともあり、スコアレスドローと少しばかり盛り上がりに欠けたが、球際の厳しさはさすがダービーと言えるものだった。

 ホーム開催の“デルビ・バスコ”では2戦連発中の久保建英は、今夜も得意のドリブルで脅威を与え続けた。とくに44分、セットプレーの守備に伴い自陣に戻っていた久保は、ボールを受けると同時にひとりで敵陣にまで運び、見かねた相手MFアレックス・ベレンゲルの戦術的ファールを誘発。82分にピッチを退いた際には、スタンディングオベーションを浴びた他、ラ・リーガが実施するファン投票のマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)にも選出されている。

 そして、スペイン紙『エル・デスマルケ』も、この“ダービー男”にチーム最高タイとなる『7』を与え、「(イニゴ・)レクエに対して予想以上に苦戦したものの、積極的なプレーを見せた。最後の数メートルの精度は物足りなかったが、決して力強さが欠けていたわけではない」と実力者相手に引けをとらなかった、と寸評を綴った。

 また『ムンド・デポルティーボ』は、相手守備陣からタイトなマークに遭っていたことを挙げ、「彼はチュリウルディンの攻撃のきっかけを作る役割を担った。ただ、多数のファールによって阻止されている。最後までトライし続けたものの、結果には結び付かなかった」とプレーを振り返っている。

 残すは4試合、と最終盤に突入した中でレアル・ソシエダの次節は、敵地でのアトレティコ・マドリード戦に。現在11位ながらも、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場圏内の8位ラージョ・バジェカーノとのポイント差は『1』、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の7位セルタとも『3』とまだまだ狙えるだけに、是が非でも勝ち点を積み上げたいところだ(※)。

※9位マジョルカは月曜夜開催

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