先週（4月27日週）の新製品で目立っていたのは、MSIの裏配線Iデザインのマザーボード「PRO Z890-S WIFI PZ」だ。価格は4万3000円前後となる。
●「普段使いというより、デモ用途で」――裏配線マザーの需要は？
Thunderbolt 4やWi-Fi 7対応の無線LAN、2.5GbE対応の有線LANなどを搭載するATXモデルで、チップセットはIntel Z890を採用している。24ピン電源コネクターや8ピンのCPU補助電源、電源スイッチやLEDなどのフロントパネル用ピン、SATAポートなどを背面に配置している。組み込むには裏配線に対応するPCケースが必要だ。
その裏配線対応ケースもMSIは同時に投入している。ATXサイズの「MPG VELOX 300R AIRFLOW PZ」で、価格は2万3000円前後だ。ブラックとホワイトから選べる。
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同社の裏配線マザーボードは約1年前に「PROJECT ZERO」シリーズに属するAMD B650とIntel B760マザーが登場している。Intel Z890搭載モデルは今回が初めてだ。
裏配線マザーボードや対応するPCケースは複数メーカーから登場しているが、需要は限定的な様子だ。あるショップは「見た目は美しくなりますが、（パーツの）選択肢が限られますからね。普段使いというより、イベントや展示会で披露するデモ機を組む目的で探す人がたまにいるという感じです」と話していた。
●M.2スロット3基搭載のAMD B850マザーがASUSから登場
ASUS JAPANからは、AMD B850チップセット搭載のATXマザーボード「TUF GAMING B850-E WIFI」が登場している。ドスパラ専売モデルで、ドスパラ秋葉原本店での価格は3万7980円となる。
2.5GbE対応の有線LANとWi-Fi 6Eの無線LANに対応し、M.2 PCIeスロットを3基（うち1基はPCIe 5.0をサポート）備える。電源フェーズは8＋2＋1だ。
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入荷したドスパラ秋葉原本店は「質実剛健なTUFシリーズらしい構成ですね。大型連休にマシンを組む人にもいい選択肢になるんじゃないかなと」と評価していた。
パーツの入手性については「『Ryzen 7 9800X3D』や『GeForce RTX 5090』は今も入手が難しいのですが、それ以外のパーツは型番指定でなければだいたい入手できる状況になってきていますね」という。
●Endgame Gearからスケルトンカラーを含む4色展開の4Kマウスが登場
入力デバイスでは、Endgame Gearからゲーミングマウス「OP1w 4K」が売り出されている。ブラックとホワイトの他、半透明素材を使ったダークフロストとホワイトフロストの4色があり、いずれも2万円弱となる。
同社の「XM」シリーズよりもコンパクトな「OP1」シリーズの新作で、4Kポーリングレートに対応するドングルがセットになったワイヤレスモデルとなる。重量は通常カラーが約58.5g、フロスト系が約59.5gとなる。
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入荷したパソコンSHOPアークは「半透明素材は割と安定した人気がありますね。他のガジェットも半透明やスケルトンでそろえるという人もいるので、指名買いされるかもですね」と話していた。
●エアリアがミニキーボード付きの赤外線リモコン＆ゲームパッドを投入
変わり種の入力デバイスもエアリアから登場している。学習機能付き汎用（はんよう）リモコン「SUPER MULTI KEYBOARD」（SD-PKB-24BT）と、ゲームパッド「DOUBLE×FACE」（SD-KBC-BT）で、価格は8500円前後と9000円前後となる。どちらも裏側にミニキーボードを搭載しているのが特徴だ。
SUPER MULTI KEYBOARDは一般的なTVなどに採用される赤外線リモコンで、文字入力が必要な際にキーボード面を利用できる。DOUBLE×FACEはBluetooth接続のゲームパッドで、スマホやWindows、PlayStation 4、Nintendo Switchなどに対応する。キーボード面はやはり文字入力などの場面で活躍しそうだ。
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