物件価格上昇・地価上昇・金利上昇の局面、住まいを買うならどの駅?【気になる都道府県別ランキング・10】各種調査データをもとに、都道府県や市町村にまつわるランキングを紹介します。今回は3年以内に家の購入を検討している関東1都3県在住の共働き子育て世帯を対象としたインターネット調査から、東京・神奈川・埼玉・千葉居住者の「住みたい駅(購入する家の最寄り駅として検討したい駅)」ランキングを紹介します。
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●「住みたい駅」は大規模ターミナル駅
オープンハウスグループがまとめた「これから家を買いたい人が住みたい駅・路線ランキング2025〜共働き子育て世帯編・関東版〜」の都道府県別「住みたい駅」ランキングによると、東京都は「品川」、神奈川県は「横浜」、埼玉県は「大宮」がトップを獲得。千葉県は「千葉」と「柏」が同じポイント数で1位に並びました。
都道府県別ランキングを掘り下げてみると、東京都は山手線沿線が独占。環状の路線の下部に位置する品川〜渋谷間のすべての駅がランクインしました。
神奈川県はJR東日本線だけではなく東急東横線沿線や東海道線沿線など、都心へのアクセスの利便性が高く乗り入れ路線の多い駅が上位に入りました。
埼玉県は、1位・2位は何かとライバルとされる大宮と浦和駅が揃って入り、都心に直通するメトロ有楽町線・副都心線の始発駅でもある和光市駅が3位に食い込みました。
とはいえ、家の購入の検討にあたり、いま住んでいる家と同じ駅を候補に入れた人は40.6%に達し、同じ路線から探す人は7割近い68.3%にのぼりました。今回紹介した「住みたい駅」ランキングは、今後3年以内に家の購入を検討している共働き子育て世帯の思いを明らかにしたともいえるでしょう。(BCN・嵯峨野 芙)