
バスケットボール男子、りそなグループB1リーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ2024-2025の会見が5日、都内で行われた。レギュラーシーズンを勝ち抜いた、東地区、中地区、西地区の上位2クラブに加え、各地区の上位2クラブを除いた18クラブのワイルドカード上位2クラブの計8クラブの代表選手が登壇。チャンピオンシップは2戦先勝方式で争われ、毎年激戦を繰り広げている。
【写真を見る】年間王者を決めるチャンピオンシップが開幕!注目はA東京の「粘り強さ」vs千葉Jの「チーム力」【Bリーグ】
注目は平均失点がB1リーグで最も少ないアルバルク東京と元NBAプレーヤー・渡邊雄太(30)や日本の司令塔・富樫勇樹(31)擁する千葉ジェッツの関東クラブ対決だ。
A東京の司令塔・テーブス海(26)は千葉Jについて、「レギュラーシーズンでは2戦2勝ですけど、千葉Jのけが人が多くフルメンバーで戦うことがなかったので、また違うチームとやるという意識で挑みたい。スター選手が揃っていて、非常に爆発力のあるオフェンシブチームなので、そこは徹底して押さえたい。」と千葉Jは油断できないチームであると話した。
A東京の強みを聞くと「粘り強さ。最後の最後にオフェンスとディフェンスのすべてが機能して、クロスゲームを勝ち切れるチーム。」応えた。レギュラーシーズンでも鉄壁のディフェンスで、最少平均失点。そのスタッツが、まさにA東京の強みである「粘り強さ」を象徴している。
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一方、千葉Jの金近廉(22)は「ディフェンスがすごくいいチーム。オフェンスでは遅いテンポのバスケットボールをするが、千葉Jとしては速い展開のオフェンスが持ち味なので、相手のペースに飲まれず、出だしから自分たちのペースでやっていけたら勝機はあると思う。そこをぶらさずに自分たちのやるべきことをやっていきたい」とA東京のディフェンスを上回る、テンポの速いオフェンスで勝機を掴みたいと語った。
さらに、「千葉Jの強みはチーム力。ロッカールームや試合前、バスケが関係ないところでも仲が良く、スタッフと選手の関係もすごくいいので、全員で補い合って戦える」とオフコートでも築き上げたチームワークで一丸となって戦うと話した。
実はこの2人、Bリーグで毎年恒例となっているバレンタインデー企画で、テーブスは2021年に、金近は2024年にそれぞれモテ男No.1に輝いている。そこで、Bリーグのモテ男同士にお互いの印象を聞いてみると、テーブスは「金近の印象は関西人。コミュニケーション能力が高い、顔がかっこいい、プレーがかっこいい、身長が高い、髪の毛がさらさら、髪型がいい、シュートが上手、ダンクができる…」と語りつくせないほど金近をべた褒め。しかし、唯一勝てるところは英語であるとし、「金近はけっこう英語下手くそだと思います。僕はペラペラです」と冗談交じりで相手の弱点を暴露。
このことを金近に伝えると、「さっきディスられたんですよ…。英語は全然ダメなので、勉強しないと追いつけないなとは思います」
また、テーブスに勝てるところを聞くと、「身長くらいですね、あとスリーポイントは僕の方が入ると思う」とテーブスとは対照的に控えめな回答だった。
年間王者を決めるチャンピオンシップ。A東京と千葉Jの初戦は10日、A東京の粘り強さか。千葉Jのチーム力か。そして、モテ男たちのマッチアップにも期待される。
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※写真は左からアルバルク東京のデーブス海、千葉ジェッツの金近廉
【Bリーグチャンピオンシップ2024-2025対戦カード】
宇都宮ブレックス(東地区1位)vsシーホース三河(ワイルドカード下位)
アルバルク東京(中地区2位)vs千葉ジェッツ(東地区2位)
琉球ゴールデンキングス(西地区1位)vs島根スサノオマジック(西地区2位)
三遠ネオフェニックス(中地区1位)vs群馬クレインサンダーズ(ワイルドカード上位)
【歴代リーグ優勝クラブ】
2016-2017:栃木ブレックス(現:宇都宮ブレックス)
2017-2018:アルバルク東京
2018-2019:アルバルク東京
2019-2020:該当クラブなし
2020-2021:千葉ジェッツ
2021-2022:宇都宮ブレックス
2022-2023:琉球ゴールデンキングス
2023-2024:広島ドラゴンフライズ