<フィギュアスケート:サイニチホールディングス杯>◇5日◇最終日◇埼玉アイスアリーナ◇シニア女子フリー
来季からシニアに上がる中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が、フリー曲「シンデレラ」を継続すると明かした。
ジュニア最終年となった今季は、ジュニアグランプリ(GP)ファイナルで自己最高の3位となったが、世界ジュニア選手権は4位。2季ぶりの表彰台にあと1歩届かなかった。「最後の世界ジュニアでは良い演技で終われなくてすごく悔しかった。(中庭)先生には『まだシンデレラになりきれていない』と言われたので、今シーズンも頑張ろうと思った」と継続の理由を説いた。ショートプログラム(SP)は変更予定で、振り付けは両プログラムともデービット・ウィルソン氏が担う。
武器は大技トリプルアクセル(3回転半)。昨年10月のジュニアGPシリーズ中国大会フリーでは冒頭から2本連続で着氷し、136・22点をマークした。来季はショートプログラム(SP)で1本、フリーで2本の投入を目指す。「ちゃんとシーズンでは跳べるようにしたい」と見据えた。
この日はシニアカテゴリーでフリーのみの試合に臨み、104・78点で3位。「シニア」というアナウンスに「変な緊張感があった」という。世界ジュニア選手権後も練習では好調を維持しているといい「トリプルアクセルも毎日跳べていて、コンビネーションも跳べている。今日はシニアのデビュー戦での緊張もあって、気持ちのコントロールができていなかった。この結果を悪く捉えずに良い方向に持っていきたい」と冷静に受け止めた。
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来季はミラノ五輪をかけた勝負のシーズン。出場3枠を巡る争いへ「五輪出場が、憧れから目標になってきた。気を張り詰めずに頑張りたい」と意気込んだ。【藤塚大輔】
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