2026年卒の初任給調査 高水準をけん引する業種・企業はどこ?

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2025年05月06日 09:20  ITmedia ビジネスオンライン

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新卒の給与はいくら?

 求人ビッグデータを提供しているフロッグ(東京都千代田区)が、新卒ナビサイト(マイナビやリクナビ)に掲載している企業の初任給を調査したところ、2026年卒の初任給は平均21万6621円であることが分かった。


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 2025年卒と比較すると、7866円増加した。「物価の高騰や新卒採用の売り手市場が加速する中で、高い初任給を提示する企業の割合が増えている様子がうかがえる」とコメントした。


 2026年卒の初任給で最も多かったのは「GMOインターネットグループ」(59万1675円)。以下「アイ・システム」(50万円)、「Rapidus」(43万3400円)、「エルガーホールディングス」「M&C」(いずれも43万円)が続いた。


 「1位のGMOインターネットグループは、利益を従業員に還元する『給与No.1プロジェクト』を推進しており、59万1675円の提示は、そのプロジェクトの一環となる『新卒年収710万プログラム』によるもの。同プログラムでは、新しい事業やサービスを生み出すなど、従来の新卒社員の倍以上にパフォーマンスを発揮できることを条件に、2年間の年収が710万円となることを約束している」(フロッグ)


 業種別にみると、最も高かったのは「医療・医薬・バイオ・化粧品」(22万4850円)。以下「商社」(22万3982円)、「コンサルティング・専門事務所」(22万3779円)、「住宅・不動産・建設・土木」(21万9889円)、「IT・Web・ゲーム・通信」(21万9871円)が続いた。


 2025年卒から2026年卒にかけての上昇率では、「商社」(4.30%増)と最も高かった。


 職種別にみると、最も高かったのは「電気・電子・機械・自動車」(22万3746円)。以下「建設・土木・エネルギー」(21万8327円)、「営業・事務・企画・管理」(21万8088円)、「ITエンジニア・IT系専門職」(21万7888円)、「専門職」(21万7063円)が続いた。


 2025年卒から2026年卒にかけての上昇率でも、「電気・電子・機械・自動車」(5.05%増)が最も高かった。


 都道府県別にみると、最も高かったのは「東京都」(22万7493円)。以下「神奈川県」(22万1844円)、「大阪府」(21万9782円)、「北海道」(21万8216円)、「千葉県」(21万7943円)が続いた。


 本調査は、「マイナビ2023〜26」「リクナビ2023〜26」に掲載された情報を集計したもの。対象期間は2022年3月7日、2023年3月6日、2024年3月4日、2025年3月3日。



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