英王室メンバーが5日、ヘンリー王子(40)が2日に英BBCのインタビューに応じて「父があとどれくらい生きられるか分からない」と、チャールズ国王の余命に言及する衝撃的な発言をした後、初めてバッキンガム宮殿のバルコニーに勢ぞろいした。
5日に第2次世界大戦でナチスドイツに勝利した戦勝記念日から80年を迎えることを記念する祝賀行事がロンドンで行われ、国会議事堂からバッキンガム宮殿まで約1300人の兵士らによるパレードが行われた。
チャールズ国王とカミラ王妃にウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃夫妻と3人の子どもたち、アン王女ら、王室メンバーとスターマー英首相らが宮殿前に設置された特別席でパレードの様子を見守った。王室メンバーはその後、宮殿内に移動してバルコニーに登場。そろって英軍による祝賀飛行を見学した。
パレードには、ウクライナ軍から11名の兵士が参加したほか、米国やフランス、ドイツの軍人らも参加。沿道に集まった人々から、拍手喝采が送られた。
米Raderオンラインによると、国王は4日朝に単身でノーフォーク州サンドリンガム邸宅の敷地内にある教会に向かう姿が目撃され、ヘンリー王子が「父は口をきいてくれない」「和解を望む」と発言して以降、初めて公の場に姿を見せていたという。
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この日、カミラ王妃の姿はなかったことから、王子の発言の影響も懸念されていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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