super-KIKIがポップアップ「不純のユートピア」を開催、“政治的衣服”やミサンガワークショップを展開

　FRAGENが運営し、アーティストのスーパー・キキ（super-KIKI）がデザイナーとして展開するプロジェクト「SUPER-KIKI SHOP」が、ポップアップ「不純のユートピア」を東京・下北沢のBONUS TRACKギャラリーで開催する。期間は5月16日から18日まで。

　スーパー・キキは、「路上と日常と文化を切り離さない」をテーマに、2011年から活動。路上デモに参加しながら、アートや製作物を通して社会に対する疑問やメッセージを表現している。ぬいぐるみでできた横断幕やネオンサイン風ステンシルのプラカード、衣服などを製作するほか、フェミニストゲーマーのミーティングや、政治的メッセージを刷るシルクスクリーンワークショップなどを展開。また、バーンアウトの経験から、いかに無理をしないで持続的に声をあげられるかについて模索し、身に着けられる政治的アイテムを製作している。
　今回のポップアップでは、クィアやフェミニズムを中心にさまざまな抑圧からの解放を目指すメッセージをデザインした“政治的衣服”を展開。オリジナルTシャツやトートバッグをはじめ、古着のアップサイクルアイテムやパッチ、ステッカーなどを販売する。また、会期中の12〜18時には、会場内でハギレとメッセージリボンを用いたミサンガ作りのワークショップも開催。参加費は500円からの投げ銭形式で、材料費を差し引いた売上金額の半分を、紛争地域の女性と子ども支援やパレスチナ支援、LGBTQユース支援に寄付するという。
　あわせて、5月17日には関連イベントとして、BONUS TRACK広場で1日限りのフェス「NOISY ZINE &
BOOK Culture / Activism / Feminism / Queer の交差点」を実施。カルチャーやアクティビズム、フェミニズム、クィアにまつわるZINEや雑誌、雑貨、レコードを中心に約20ブースが出店する。また、下北沢の本屋B&Bでは、スーパー・キキとFRAGEN代表の田代伶奈がアクティビズムや政治、哲学、フェミニズム、クィア関連の本を中心にセレクトした「ブックフェア それでも、ともに生きていく」を5月31日まで開催している。

■SUPER-KIKI SHOP ポップアップ「不純のユートピア」期間：2025年5月16日（金）〜18日（日）時間：11:00〜20:00（17日のみ11:00〜21:00）会場：BONUS TRACK GALLERY所在地：東京都世田谷区代田 2-36-15 ■SUPER-KIKI SHOP：公式ECサイト／公式インスタグラム ＜関連イベント＞■「NOISY ZINE & BOOK Culture / Activism / Feminism / Queer の交差点」日時：2025年5月17日（土）11:00〜18:00会場：BONUS TRACK 広場（※雨天時中止）所在地：東京都世田谷区代田 2-36-15主催：FRAGEN／キュレーター：宮越里子 ■「ブックフェア それでも、ともに生きていく BOOK FAIR：Living On,
Together」期間：2025年5月1日（木）〜5月31日（土）会場：本屋B&B所在地：東京都世田谷区代田2-36-15