画像提供:マイナビニュース梅小路ハイライン、DDグループ、JR西日本は7日、廃線高架上常設店舗「FUTURE TRAIN」の開業(2025年夏頃の予定)に向け、4月27日に店舗として利用する「サンダーバード」の廃車両(681系1両)を吹田総合車両所〜梅小路京都西駅付近に設置したと発表した。
「FUTURE TRAIN」は、2025年3月21日に締結した「京都駅西部エリアにおける“鉄道高架空間の活用によるエリア活性化”のための連携協定」にもとづき、日本初という廃線高架上常設店舗として、2025年夏頃の開業に向けて準備を進めている。
開業によるにぎわい創出に取り組むとともに、将来的な梅小路ハイラインおよびJR嵯峨野線の高架空間のさらなる活用に向けて相互に連携・協力し、「クリエイターやスタートアップ等の集積・交流のための拠点等の整備」「エリア内外イノベーション拠点等との連携・交流」「エリア情報発信の強化」を推進。エリアの活性化と発展をめざす。
今回、梅小路京都西駅と直結した高架の線路上に、かつて特急「サンダーバード」として使用していた廃車両(681系1両)を陸送。廃線高架上への吊上げと設置作業を実施したという。今後、この廃車両を「フューチャーバード」として蘇らせて先頭車両とし、連なる列車の形を模した空間で「廃線発・未来行き」の新たな食体験を提案するエンターテインメントレストランを開業する計画としている。(木下健児)