
社員のモチベーションにも大きく関わる人事評価制度。しかし、運用次第では形骸化し、全く意味をなさないこともあるようだ。
30代後半の女性(年収500万円/事務・管理)が、10年以上前に働いていた職場でのエピソードを投稿した。その会社の人事評価制度は目標ごとに数値化され、自身で設定する目標は上司と話し合って決めるという、ごく一般的なものだった。
目標設定の際、担当業務や社歴、スキルによって目標が変わるのは当然だろう。しかし、とんでもない設定をする上司がいた。(文:西荻西子)
ベテラン社員の目標が「挨拶」と「掃除」でいいのか
女性が疑問を感じたのは、その上司がベテランの部下に設定させた目標内容だ。その部下は社歴10年超とのことで、本来であれば高度で難しい目標が設定されるべきだろう。しかし、上司が設定したのは社会人の基礎レベルというような目標だった。
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「『毎日出勤したら挨拶する』『事務室窓の溝脇を週に一度は清掃する』など本来の義務からかなり遠いもので、年度末に目標達成!とされて呆れました」
もしかしたら、その部下は何らかの事情があって通常の仕事ができないのかもしれない。ベテランであっても給与は低い可能性もある。
ただ、特殊な背景があったとしても、もう少しましな目標は設定できそうだ。本人はともかく、これでは、高い目標を与えられて頑張っている社員はやる気を失ってしまうだろう。
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