レアル・マドリード、“スペインの新星”CBハイセン獲得に本腰入れる…チェルシーらとの争奪戦参戦へ

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2025年05月08日 16:15  サッカーキング

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レアル・マドリードが狙うCBハイセン [写真]=Getty Images
 レアル・マドリードは、ボーンマスに所属するCBディーン・ハイセンの獲得に本腰を入れることを決断したようだ。7日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 これまでに『15』のビッグイヤーを獲得してきたレアル・マドリードのバルデベバスでの“枢機会議”において、「来シーズンに向けてセンターバックの補強が必要」と結論が出たようだ。現チームでは、ドイツ代表でも活躍するアントニオ・リュディガーに加えて、ラウール・アセンシオの台頭が著しい一方で、大ケガ以降トップフォームに戻らないエデル・ミリトンとダヴィド・アラバ(両者とも負傷離脱中)、早々に見切りをつけられたヘスス・バジェホと同ポジションはウィークポイントとなっていた。

 また、2つのポイントに重きを置くことも決まり、1つ目は、可能ならば今夏に行われるFIFAクラブワールドカップに間に合わせること。ただし2つ目として、「どんな値段でも」というわけではなく、明確な条件の下で交渉に臨むこと。つまり、複数クラブとの競合により移籍金や年俸が青天井となった場合も、定めたラインを超える金額は提示しない構えとのことだ。

 そうした中で、クラブ内で獲得に乗り出すことを決めた名前は、ボーンマスに所属するCBディーン・ハイセンという。『マルカ』によると、アスレティック・ビルバオのレジェンドであるアンドニ・イラオラ監督の下で開花した20歳に対して、レアル・マドリードは今年3月のスペイン代表デビューと同じくして、常日頃からモニタリングするようになった模様。“白い巨人”のスポーツ部門は、同選手が求める基準に達しているだけでなく、今後10年以内に世界最高峰のセンターバックになると見込んでいることを明らかにした。

 そんなハイセンだが、当然の如く、今夏の移籍市場における人気銘柄で、プレミアリーグの複数クラブが獲得を狙っていることが取り沙汰されている。『マルカ』は、それらのクラブはボーンマスが設定する5800万ユーロ(約94億円)の契約解除金を支払う意思があるとし、なかでもチェルシーが先頭に立っていると指摘。この争奪戦は、プレミア勢が同選手獲得に巨額な資金を提供する構えである一方で、レアル・マドリードは前述した通り、給与面等で現実的な金額を維持することを明確にしていることから、ここが“カギ”となると見ているようだ。

 その他、レアル・マドリードのリストには、リヴァプールに所属するイブライマ・コナテと、アーセナルに所属するウィリアン・サリバも入っているというが、この両者に関しては契約満了を待っている状態とのこと(前者は2026年夏まで、後者は2027年夏まで)。現在は、ともに1億ユーロ(約163億円)近い評価額を受けるとされるが、レアル・マドリードはセンターバック陣の強化にそこまでの金額を支払うつもりはない、と併せて伝えている。

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