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25年度の「Nintendo Switch 2」の予想販売数量は1500万台──任天堂は5月8日、2025年3月期通期決算発表(2024年4月1日〜25年3月31日)でそのような展望を明かした。
Switch 2は6月5日に発売予定の新型ゲーム機。マイニンテンドーストアで4月に行った抽選販売では、応募条件を設けたにもかかわらず、日本だけで約220万人のユーザーが応募し話題に。これについて、任天堂の古川俊太郎社長は「私たちの事前の想定を大幅に上回っている」と説明し、当選者が少なかったことを謝罪していた。
このような状況の中、任天堂は26年度3月期(25年4月1日〜26年3月31日)でのSwitch 2の予想販売数量は、全世界で1500万台と表明。ソフトウェアは4500万本と予想した。「Nintendo Switch」の予想販売数量は、25年3月期の1080万台から450万台まで減ると予測している。
なお25年3月期通期の業績は、売上高は1兆1649億円(前年同期比30.3%減)、営業利益は2825億円(同46.6%減)、経常利益は3723億円(同45.3%減)、純利益は2788億円(同43.2%)と減収減益に。26年3月期の業績については、売上高1兆9000億円、営業利益3200億円、経常利益3800億円、純利益3000億円と見込んでいる。
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25年3月期通期の業績が減収減益だった理由については、Switchの販売数量が前年同期比で約3割、ソフトウェアの販売本数が約2割減ったことなどが要因に。24年3月期には、ゲームソフト「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」などが販売数量をけん引していた。また、デジタル売上高や映画関連の売り上げの減少も影響した。
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