京都新聞杯2025に出走予定のトッピボーン(今年4月撮影、ユーザー提供:きゃっぷさん) またまたレジェンドらしい珍記録なるか。武豊騎手がトッピボーン(牡3、栗東・笹田和秀厩舎)で、京都新聞杯(3歳・GII・芝2200m)の3元号制覇を狙う。
武豊騎手はこれまで京都新聞杯に29回参戦。初参戦の87年(昭62)にレオテンザンであっさりと初制覇を果たした。その後、96年(平8)にダンスインザダーク、98年(平10)にスペシャルウィーク、99年(平11)にアドマイヤベガと錚々たる名馬で勝利。00年に春開催となって以降、しばらくは善戦止まりだったが、11年(平23)にクレスコグランド、13年(平25)にキズナで制し、歴代最多の6勝を挙げている。
今年のパートナーはトッピボーンだ。デビューからの3戦全てに騎乗。1月の新馬こそ4着だったが、2戦目から未勝利、1勝クラスと連勝を決めた。とりわけ前走はハイペースが味方したとはいえ、最後方から桁違いの末脚で突き抜けて4馬身差の圧勝。相当なポテンシャルを秘めていることは間違いなく、重賞でも好勝負になるだろう。
武豊騎手にとっては39年連続のJRA重賞制覇、さらには菊花賞、大阪杯に続く、重賞では3レース目の3元号制覇がかかる一戦だ。自身の同一GI最長ブランクVがかかる日曜のNHKマイルCはもちろん、土曜重賞でもレジェンドから目が離せない。