
夏のアウトドアシーズンに向けて、「ポータブル冷蔵庫」の購入を検討している人もいるでしょう。各メーカーからも車中泊・キャンプシーズンに向けて、ポータブル冷蔵庫の新商品が続々と登場しています。
メーカーごとに機能や価格、カラーなど、特徴が異なります。どれも魅力的に見えてしまい、何を選べば良いのか迷ってしまいますよね。
2025年に登場した新モデルは、庫内を分割して個別に温度設定できるタイプが多いと感じます。
今回の記事では、車中泊歴7年超えの筆者がおすすめする「ポータブル冷蔵庫」を、新製品の中から厳選して3つ紹介します。日に日に暑くなるこれからの季節の車中泊に、ポータブル冷蔵庫は必須です。ぜひ記事をチェックして、最適な1台を見つけてみてください。
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●車中泊に最適なポータブル冷蔵庫(2025年版)1:PowerArQ「ポータブル冷蔵庫 ICEBERG 29L」
アウトドアシーンにぴったりのカラー&デザインが魅力の「PowerArQ(パワーアーク)ポータブル冷蔵庫 ICEBERG 29L」。冷凍・冷蔵でセパレートして使用することができるのが特徴で、温度は1度単位での設定が可能です。
コンプレッサー式の冷却方式なので、20度〜マイナス0度までの冷却に約6分、マイナス20度まででも約45分と、短時間で庫内をキンキンに冷やすことができます。
サイズは約64.6(幅)×42(高さ)×39(奥行)cm、重量は約14.7kg(バッテリー無し)と大きめですが、その分29Lの大容量! 500mlペットボトルなら約32本、2Lペットボトルなら約8本の収納が可能です。
AC100V/DC(12V・24V)の両方に対応しており、家庭用コンセントはもちろん、車のシガーソケットやポータブル電源に繋いで使用することもできます。
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また、別売りのバッテリー(最大2個まで取り付け可能)を使用すれば、コードレスで最大14時間使うことも可能です。
カラーはコヨーテタン(写真)とチャコールの2色展開。価格は3万9800円(税込、以下同)です。
●車中泊に最適なポータブル冷蔵庫(2025年版)2:BougeRV「CRX2 ポータブル冷蔵庫 29L」
数多くのポータブル冷蔵庫を販売しているBougeRV(ボージアールブィ)から新登場したのが、「CRX2 ポータブル冷蔵庫 29L」です。
中には取り外し可能な仕切り板が付属しており、仕切り板で分けた2室をそれぞれ別の温度に設定し、冷凍と冷蔵の同時使用が可能です。
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MAXモード使用時なら、30度〜0度までわずか15分、マイナス20度までなら35分ほどで冷やすことができます。また本体は「三層保温構造」になっているため、停電などで電源が切れても、内部温度がマイナス20度から20度に上昇するまで最大10時間ほどかかります。
さらに、別売りの専用バッテリーを使えばコードレスで使うことも可能。220Wh専用バッテリーを2つ使用することで、最長28時間ほど冷却が持続します。
サイズは約71.2(幅)×45(高さ)×40.1(奥行)cm、重量は約18kg。非常に大きめ&重めですが、2人以上での使用や連泊使用に最適です。価格は5万9980円です。
●車中泊に最適なポータブル冷蔵庫(2025年版)3:Alpicool「ポータブル冷蔵庫 23L」
Alpicool「ポータブル冷蔵庫 23L」は仕切り板で仕切るタイプではなく、庫内が最初から2つに別れているタイプのポータブル冷蔵庫です。
ふたも個別に開けることができるため、冷蔵庫の中身を取り出す際に、冷凍庫も開いて庫内温度が上がってしまう……なんて心配はありません。
また、ふたはリバーシブルになっているため、開けやすさや利き手に合わせて自由に開ける方向を切り替え可能です。
本体は23Lの大容量サイズ。330ml缶なら約30本、500mlのペットボトルなら約23本収納できます。
家庭用冷蔵庫と同じコンプレッサー方式を採用しているので、早くよく冷え、稼働音もとても静かです。急速冷凍機能を備えているので、約15分で庫内を0度にすることできます。
本体サイズは約61.8(幅)×37.2(高さ)×37.6(奥行)cm、重量は約12kgです。価格は2万円前後となっています。
また、容量23Lでは足りないという人には、価格は少しアップしますが、同デザインで31Lや39Lの展開もあります。
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