マンU、圧巻の“後半4発”でビルバオに逆転勝利! EL無敗継続のままトッテナムと決勝で激突へ

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2025年05月09日 06:22  サッカーキング

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2ゴールを挙げたメイソン・マウント [写真]=Getty Images
 ヨーロッパリーグ(EL)準決勝・セカンドレグが8日に行われ、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)とアスレティック・ビルバオ(スペイン)が対戦した。

 クラブ史上初のEL制覇を狙うアスレティック・ビルバオは、準々決勝でレンジャーズと激突。2戦合計2−0で退け、準決勝に駒を進めた。対するは8年ぶりの同大会優勝を目指すマンチェスター・ユナイテッド。こちらは4強入りをかけてリヨンと対戦し、延長戦までもつれたセカンドレグの末に、2戦合計7−6と打ち合いを制して準々決勝を突破した。そんな両者によるファーストレグは、マンチェスター・ユナイテッドが敵地で3−0の大勝を収めてアドバンテージを確保。運命のセカンドレグが『オールド・トラッフォード』で開催された。

 試合は、31分にアスレティック・ビルバオがスコアを動かす。自陣右サイドでパスを受けたジェライ・アルバレスが前線にフィードを送り、マーカーと競り合ったハリー・マグワイアがこぼれ球を回収。しかし、味方に出したパスが乱れ、カットしたアルバロ・ジャロが遠距離から思い切りよく右足を振る。一度はレニー・ヨロにブロックされたが、セカンドボールはペナルティエリア正面で待つミケル・ハウレギサールのもとへ。狙いすましたコントロールショットでネットを揺らし、アスレティック・ビルバオが先制した。

 一方のマンチェスター・ユナイテッドも、43分にビッグチャンスを作り出す。自陣でマヌエル・ウガルテがインターセプトし、ボールを拾ったラスムス・ホイルンドが素早く縦パス。パトリック・ドルグがセンターサークル内でのターンからドリブルを開始すると、アレハンドロ・ガルナチョが抜群のタイミングで最終ラインの背後に走り出す。だが、スルーパスを受けて放ったシュートはわずかに枠の左へと外れ、GKと1対1となった決定機を仕留めきれなかった。

 負傷中の“ウィリアムズ兄弟”など複数の主力を欠いてマンチェスター・ユナイテッド戦に臨んだアスレティック・ビルバオだが、後半は立ち上がりから攻勢を強めて相手を脅かす。それでも、72分にマンチェスター・ユナイテッドがゲームを振り出しに戻す。左サイドに流れたクロスがルーク・ショーへとわたり、バックパスを受けたヨロが巧みなドリブルでボックス内に侵入。右脇のメイソン・マウントに短く繋ぐと反転から素早く右足を一閃。鮮やかなシュートがサイドネットに吸い込まれ、ホームチームが貴重な同点弾を挙げた。

 さらに80分、マンチェスター・ユナイテッドが敵陣右サイドでフリーキックを獲得。キッカーを務めたブルーノ・フェルナンデスが右足でクロスを入れると、ニアに飛び込んできたカゼミーロがヘディングで合わせる。頭で逸らしたボールがゴールマウスを捉え、値千金の逆転弾を奪った。85分にはホイルンドに追加点が生まれ、後半アディショナルタイムにもマウントがロングシュートで4点目をマークする。そのままセカンドレグは4−1で終了。マンチェスター・ユナイテッドが2戦合計7−1でアスレティック・ビルバオを破り、決勝進出を決めた。EL決勝は21日に『サン・マメス』で開催され、マンチェスター・ユナイテッドはトッテナムと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 4−1(2戦合計:7−1) アスレティック・ビルバオ

【得点者】
0−1 31分 ミケル・ハウレギサール(アスレティック・ビルバオ)
1−1 72分 メイソン・マウント(マンチェスター・ユナイテッド)
2−1 79分 カゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)
3−1 85分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)
4−1 90+1分 メイソン・マウント(マンチェスター・ユナイテッド)

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