銘柄はどんな基準で選べばいい? オール・カントリー一択? 投資初心者・山崎怜奈がカリスマ投資家・テスタと“資産運用”を考える

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2025年05月09日 11:20  TOKYO FM +

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銘柄はどんな基準で選べばいい? オール・カントリー一択? 投資初心者・山崎怜奈がカリスマ投資家・テスタと“資産運用”を考える
5月5日(月・祝)にTOKYO FMで生放送された「TOKYO FMホリデースペシャル 山崎怜奈とテスタがお金について本気だして考えてみた supported by三菱UFJアセットマネジメント」。この番組は、投資初心者の山崎怜奈が、カリスマ投資家・テスタさんと一緒に「資産運用や投資・お金の相談」に答えた2時間のプログラムです。

ここでは、三菱UFJアセットマネジメントのアクティブファンドマネジャーとインデックスファンドマネジャーのお二人を迎えて、リスナーから寄せられたさまざまな“投資の疑問”について答えていきました。

(左から)テスタさん、西直人さん、村松祐介さん、パーソナリティの山崎怜奈


◆証券口座を狙った不正アクセスに注意!

食料品やガソリンなど、物価高を肌で感じる昨今。「インフレが続くと預金の価値が目減りするって本当?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。番組では、投資初心者の山崎怜奈がリスナーと一緒に“お金の悩み”について考えます。今回、強力な助っ人として登場したのは、累計利益100億円を達成したカリスマ個人投資家・テスタさんです。

テスタさんが投資を始めたのは2005年。300万円を元手に株式投資の世界に足を踏み入れました。「当時はデイトレードという言葉が一般的となり、そういう本が並んでいたんですね。本の通りにやっても簡単に勝てる世界ではなかったんですけども、3ヵ月目からちょっとずつ(資産が)プラスになっていって、最初の10年ぐらいはデイトレードだけをやっていました」と歩みを振り返ります。

また、テスタさんは以前、株式投資のモチベーションとして高額な家賃を支払っていたことがメディアで取り上げられ、話題となりました。自らにプレッシャーをかけるようにして投資と向き合い、なんと月の家賃400万円の物件に住んでいた時期もあるそうです。家賃400万の住居に3年ほど暮らしていたテスタさんでしたが、1人暮らしでは持て余す広さだったため、最近引っ越したと明かします。「ここから家賃を増やしていっても、使わない部屋が増えていくだけだから初めて家賃を下げました」と語りました。

最近では、証券口座を狙った不正アクセスによる被害も報道されています。日本証券業協会は2日、証券口座が不正アクセスで乗っ取られ、勝手に株を売買される問題を巡り、被害者に一定の補償をする方針を大手証券10社と申し合わせたと発表しました。テスタさん自身も証券口座の乗っ取り被害があり、その内容を先日SNSで発表したばかりです。

テスタさんは仕事柄、毎日証券口座をチェックする習慣があったため、金銭的な被害が発生することはなんとか防げたと明かします。「最近は乗っ取り被害が増えているので、しばらくログインしていない方がいたら確認してほしいです」とリスナーに注意喚起しました。

◆ファンドマネジャーが投資の質問に回答

番組の最初のゲストコーナーでは、三菱UFJアセットマネジメント アクティブファンドマネジャーの西直人さんと、三菱UFJアセットマネジメント インデックスファンドマネジャーの村松祐介さんが登場しました。

三菱UFJアセットマネジメントは、三菱UFJフィナンシャル・グループの資産運用における中核企業です。西さんはアクティブファンドマネジャーとして、アメリカ株を中心に運用しています。「アクティブファンドというのは、お預かりしたお金をインデックスに連動する形ではなく、我々がよりよい株を見つけて投資をおこなうことです」と説明しました。

一方、村松さんはインデックスファンドマネジャーの業務内容について、「特定の指数に連動させる運用をおこないます。たとえば、日経平均株価に連動するファンドであれば、日経平均に採用されている銘柄を買います。他にもいろいろな指数がありますので、それらに連動させるファンドを運用しております」と解説しました。

この時間は、リスナーから寄せられたお金の相談に2人が答えていきました。その一部を紹介します。

<リスナーからのメッセージ>
銘柄はどのような基準で選ばれているのでしょうか? 気を付けていることやモットーがあれば教えてください。

西さんは銘柄選定において、投資哲学(投資判断の根拠となる考え方や原則)を持つことが重要だと話します。「株価が上がるのは、いろいろな理由と時間軸があると思うんです。我々の投資哲学は、中長期の目線で企業を評価して、しっかり調べてから保有をするやり方です。(選ぶ理由は)それにマッチしているかがすごく大事だと思っています。我々はそういうスタイルが得意だと思ってやっているので、投資哲学に見合う銘柄かどうかを重視していますね」とコメントしました。

<リスナーからのメッセージ>
最近投資を始めた友人が「(投資先は)オール・カントリー一択」と言ってきます。本当にそれだけでいいのでしょうか? 分散投資のコツがあれば教えてください。

オール・カントリーは、全世界(日本を含む先進国・新興国)47ヵ国・地域の株式で構成されており、約2,500銘柄が組み込まれています(2025年4月末時点)。投資の第一歩としてオール・カントリーから始めるのは選択肢の1つとして有効だと村松さんは話し、「S&P 500はアメリカの企業500社です。そういう意味ではオール・カントリーのほうがさらに分散投資が利いています」と補足しました。続けて、西さんはステップアップとして「値動きが激しいと気になる方もいらっしゃると思います。投資額を下げる、あるいは値動きが小さいとされている債券のファンドを検討するのも1つの考え方だと思います」とコメントしました。

<リスナーからのメッセージ>
投資と聞くと、すごく難しいものだと感じて敬遠してしまいます。また、子育てをしながらの投資も大変だと感じています。育児と家事、仕事の合間にできる投資方法はありますか?

専門用語が多く、初心者にとって投資はハードルの高さを感じがちです。子育て世代は投資や貯蓄の手段として積立投資を利用する人が多い印象があると村松さんは話し、そのメリットとして長期的な資産形成ができる点とリスク分散を挙げます。「自分としては貯金感覚でコツコツ投資するのがいいと思います」とコメントしました。



6月18日(水)、三菱UFJアセットマネジメントは、投資信託を含む金融商品の知識を有する方・投資信託を保有し始めた方・投資信託に現在興味がある方を対象に、ブロガーミーティングを開催予定です。村松さんは「私たちファンドマネジャーも登壇を予定しております。それぞれの目線で運用の世界を掘り下げます。興味がある方は、三菱UFJアセットマネジメントのホームページをご確認ください」と呼びかけました。

※上記の内容はそれぞれ個人の意見です。また、将来の投資成果を保証等するものではありません。投資はリスクを伴うものであり、投資元本を割り込み、損失を被る可能性があります。投資に関する決定はお客さまご自身のご判断と責任のもとに行っていただきますようお願いいたします。

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5月5日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年5月13日(火) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:TOKYO FMホリデースペシャル 山崎怜奈とテスタがお金について本気だして考えてみた supported by三菱UFJアセットマネジメント
放送日時:5月5日(月・祝) 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈、テスタ


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