限定公開( 8 )
レトロゲームハードの金字塔「スーパーファミコン」といえば、定番のグレーカラーの外観をイメージする方がほとんどでしょうが、まさかの木製スーパーファミコンがXで注目を集めています。
もちろんファン個人が制作したものでありながら、美しい木目から木のぬくもりが感じられるような作品は、一見すると公式商品と見間違えてしまいそうなほどの出来栄え。これはすごい……!
この木製スーパーファミコンを制作したのは、Xユーザー・松尾ペダルボード(仮)さん。普段は主に家具や楽器に使われる銘木を使用したペダルボードをメインに、音楽を感じられる様な家具や小物をハンドメイドで制作しています。
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作品を通して銘木の魅力を発信し続ける中で、もっと注目してもらえるような物を制作しようと考えた際に閃いたのが、スーパーファミコンを木で作るというアイデア。老若男女問わず愛されている任天堂のハードで、自身も幼少期から慣れ親しんできた愛機を再現してみようと、一念発起したのがきっかけでした。
本体の木材は、ボディはメープル、トップ材・スイッチ類はウォールナット、ロゴのインレイ材にはパドック・イエローハート・リグナムバイタ・パープルハートと、さまざまな種類の木材が使われており、工程はもちろんすべて、松尾ペダルボード(仮)さんの手作業。
その様子も動画で公開されていますが、丁寧な仕事ぶりからは一切の妥協も感じられません。「可能な限り手道具を用いて作品を完成させること」……これは本作の制作の中で、松尾ペダルボード(仮)さんが特にこだわったと語る点です。
さらに、本体には本物のスーパーファミコンの基盤が内蔵されているため、実際にゲームをプレイすることも可能。カートリッジの差し込み口には、つまみの付いた蓋を取って開閉するギミックを採用している点が、特にお気に入りとのことでした。なお、こうした改造はあくまで私的な楽しみを目的として行われています。
完成した作品には、大きな反響と共に「木の木目や質感が美しい」「勿体なくてゲームせずに飾ってしまいそう」といったコメントが続々。作品を見た多くの方が、その出来栄えに思わず目を奪われたようです。
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この結果はまさしく松尾ペダルボード(仮)さんの狙い通りといったところでしょう。今回に限らず今後もぜひ、木製のゲームハード制作を続けてほしいところです。
<記事化協力>
松尾ペダルボード(仮)さん(@matsuo_board)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025050904.html
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