
【写真】尾上松也&のん「換身」、市村優汰&正親「タイムマシンを作ろう」、矢本悠馬&山崎紘菜「俺と俺と俺」、前野朋哉「ミラクルマン」ビジュアル
『ドラえもん』の作者、藤子・F・不二雄は、『パーマン」『キテレツ大百科』『エスパー魔美』など児童漫画の名作の数々を送り出す一方、文明社会への皮肉や警告ともとれる、大人をドキッとさせる刺激的なSF短編漫画をライフワークとし、110を超える名作を残した。
2023年4月から始まった「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」シリーズでは、SF短編漫画の中から「おれ、夕子」「メフィスト惨歌」「定年退食」(以上シーズン1)、「鉄人をひろったよ」「マイシェルター」「旅人還る」(以上シーズン2)など合計18作を20回(2作は前編後編あり)にわたって実写ドラマとして放送。豪華な出演陣による熱演、そして最新鋭のVFXを使い、F作品の世界観を大切に作り上げたSFドラマが好評を博した。
このたび、同シリーズのシーズン3より、恋人ふたりとヤクザ組長の身体がめまぐるしく入れ替わる「換身」、突如現れた未来の“自分”からの要求とは?「タイムマシンを作ろう」、ある山での体験を機に“俺”が増殖する「俺と俺と俺」、奇跡を起こす能力を身に着けたと信じる男の物語「ミラクルマン」が、6月9日よりNHK総合・夜ドラ枠で放送されることが決定。いずれも笑いの中に、ドキリとさせる藤子・F・不二雄ならではのメッセージが込められている。
6月9日は、脚本/演出・倉本美津留による「換身」を放送。出演する尾上松也は「今回『換身』に出演させていただき、海野五郎を演じました。お話の中で、何度も人格が変わりとても難しかったのですが、演じていてとても楽しかったです。キャスト、スタッフの皆様も素晴らしく、あっと言う間の撮影でした。また別の作品でも出演してみたいと切に願います。藤子・F・不二雄ワールドがふんだんに詰め込まれた本作を、皆様にも楽しんで頂けますと幸いです」とコメント。
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6月10日は、市村優汰・正親親子が出演する「タイムマシンを作ろう」。
市村優汰は「ドラマで親子共演をすることが出来て不思議な感覚でした。藤子・F・不二雄さんの作品の実写化に出演させてもらえるのは光栄だと思ったし、SF作品を僕自身が好きなので、やっていて楽しかったです。原作を知っている方も楽しんでいただける作品になっていると思いますので是非ご覧ください」とコメント。
市村正親は「未来の松井を演じてみて、自分があんなに老けているのはがっくりですが、心は変わっていないのかなと感じました。人間、姿形が変わっても心は変わらずにありたいものですね。今回の作品は、未来的だけどその中に日常があるんだなとしみじみと感じられる世界で、この想像の世界を描けるF先生に尊敬の念を抱きました。親子で初共演…恥ずかしながらこんな面白い作品はないです。自分の息子が親に向かって『成れの果てはこんな顔なのか』と言った時はショックと同時に、『お前もいつかこうなるんだぞ』と喜びも生まれました。『僕は僕なりに生きてきた。お前も僕とは違った道でもいいから楽しい人生を送ってほしい』という気持ちです。F先生の描く、未来の中の日常の話になっています。市村親子が演じるやりとりは滑稽で面白く、そしてほっこりしているのでどうぞお楽しみください」と撮影を振り返った。
6月11日は、矢本悠馬、山崎紘菜が出演する「俺と俺と俺」。
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山崎は「わずかな時間でしたが、藤子・F・不二雄SF短編ドラマシリーズに出演させていただけたこと、今回が3度目の共演となる矢本さんとまたご一緒できたこと、とても光栄でした。ひとり二役以上も必要な今作ですが、難しい役どころを矢本さんがどう演じられるのか、また映像として何人もの弘がどのように表現されているのか、一視聴者としてとても楽しみにしています」とコメントしている。
6月12日は、前野朋哉、柄本時生、玉城ティナが出演する「ミラクルマン」。
前野は「奇跡を起こす力を手に入れた男と、それは奇跡ではないと合理的に説明する男、この2人のやり取りだけでもこの話は面白いのですが、主人公木関の性格や『奇跡』の使い方に藤子F節の毒気を感じました。主人公はのび太であり、自分であり、貴方だと思うのです…。この物語の何が『奇跡』なのかひとそれぞれ楽しんでご覧いただけますと嬉しいです」とメッセージを。
柄本は「以前から仲良くしていただいていた前野先輩との共演で長いセリフのやり取りができて、楽しかったです。ヘンテコなお話です。もし自分がミラクルマンになれたら何をしたいか、ぜひ考えながら観てみてください」とコメント。
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『藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ』シーズン3は、NHK総合にて6月9〜12日各日22時45分放送。