元記者への性暴力、国の敗訴確定=440万円賠償命令、控訴せず―東京地裁
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2025年05月09日 20:01 時事通信社

上田清司参院議員=埼玉選挙区=の公設第1秘書だった男性(故人)から取材活動中に性暴力を受けたとして、元記者の女性が国家賠償を求めた訴訟で、国に440万円の賠償を命じた東京地裁判決が9日、確定した。原告、被告側双方が期限の8日までに控訴しなかった。
判決確定を受け、女性は「裁判を通じて真実を認めてもらうことができ、『良かった』の一言に尽きる。被害に遭っても声を上げることがためらわれる社会であってはいけないと強く思う」とするコメントを出した。
判決によると、女性は2020年3月、新型コロナ対策に関する会合から帰る際、秘書からわいせつな行為をされた。3日後にも情報提供名目で誘われ飲酒し、ホテルで性的暴行を受けた。
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