
沖縄県で相次ぐ米兵による性的暴行事件を受け、県や米軍が再発防止策を協議する「フォーラム」の初会合が9日、同県の米軍基地内で開かれた。フォーラムの定期的な開催や再発防止に向けた取り組みの実施を確認した。
溜政仁知事公室長は協議終了後、県庁で取材に応じ、「各機関が米軍の事件・事故防止のためにできることを提案し合う場が設けられたのは大きな意義がある」と述べた。
協議では、米軍から既に実施している飲酒検問などの再発防止策について説明があった。また、新たに沖縄に着任した米軍関係者を対象とする研修の内容見直しに向けて意見が交わされたほか、米軍嘉手納基地(同県沖縄市など)に隣接する繁華街周辺で先月行われた米軍と県警などによる合同パトロールの実施地域拡大も議論された。