トッテナムは改革の夏へ…EL決勝の成否を問わず指揮官交代? パラティチ氏復帰の動きも

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2025年05月10日 12:36  サッカーキング

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退任が噂されるポステコグルー監督 [写真]=Getty Images
 トッテナムは今夏、クラブ体制の改革を図るようだ。9日にイギリスメディア『BBC』が報じた。

 トッテナムはヨーロッパリーグ(EL)決勝に進出し、2008年以来のメジャータイトル獲得に王手をかけた。一方、プレミアリーグでは16位と低迷。5月21日に行われるEL決勝の成否を問わず、クラブ内に様々な変化が訪れることになる。

 まず、宿敵アーセナルの元チーフ・エグゼクティブであるヴィナイ・ヴェンカテシャム氏が、同じポジションで“スパーズ”の経営層に加わることは発表済み。さらに、2年前までフットボール・マネージング・ディレクターを務めていたファビオ・パラティチ氏の復帰に向けた動きが始まっているという。

 パラティチ氏は2021年からトッテナムのディレクターに就任し、アルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロやスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキら、現在チームの中核を担う選手の獲得に貢献してきた。ユヴェントス時代の財務不正疑惑による処分の影響で、同氏は2023年にスパーズを去ったが、『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』の“常連”であり、処分が解ける7月からの復帰に向けて少しずつ話し合いが進んでいる模様だ。

 パラティチ氏が復帰する場合、現チーフ・フットボール・オフィサーのスコット・マン氏は退任が濃厚か。一方、昨年夏に就任したヨハン・ランゲTD(テクニカル・ディレクター)は残留し、移籍市場においてタレント発掘の主導的役割を果たすと見られている。

 EL決勝へ導いたにも関わらず、去就が不透明なアンジェ・ポステコグルー監督の進退も気になるところだ。同監督が解任となった場合、ランゲTDがどこまで後任人事に関わるかは不明。しかし、デンマーク出身の同TDが中核を担うことになれば、ブレントフォードを率いる同胞のトーマス・フランク監督を招へいする可能性が高まりそうだ。

 また、フルアムのマルコ・シウヴァ監督、ボーンマスのアンドニ・イラオラ監督、クリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナー監督も、ポステコグルー監督の後任としてリストアップされている。ただ、夏の具体的な動きは、EL優勝によるチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得に左右されそうだと、『BBC』は付け加えている。

 なお、年に一度の部門別レビューの場では、主力にケガが相次ぐ状況を受け、メディカルチームおよびストレングス&コンディショニングチームが監視下に置かれる可能性があると『BBC』。負傷者続出はポステコグルー監督の戦術による負担が大きいのではとのファンからの指摘もあるが、各部門の責任者にも大ナタが振るわれるかもしれない。

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