“100年以上前に作られたクマ”の動画がInstagramで話題です。再生数は、記事執筆時点で270万回を突破しています。
●飲み物を注いで飲み続けるクマの自動人形(オートマタ)
投稿したのは、スコットランドにあるオートマタの専門店「The House of Automata(ハウス・オブ・オートマタ)」のInstagramアカウント(@thehouseofautomata)。アンティークから現代の作品までを扱い、展示や販売のほか、熟練の職人であるオーナーによる修復も行っています。
クマは動き出すと、右手に持った“魔法のボトル”を傾け、左手のコップに注ぎます。そしてクマがコップを口まで持っていって飲み干すと、再びボトルの中身をコップに注いで……と繰り返します。あれ、飲み物が尽きないだと?
|
|
映像ではほとんど骨組みだけの状態になっており、中身が尽きない“魔法のボトル”の仕掛けが分かります。どうやら飲み物は実際に口を通るわけではなく、左手と右手がホースでつながっているようです。たとえ大まかなタネが分かっても、生き生きとした動きは変わらず魅力的で、何度も見たくなってしまいます。
説明によると、こちらのオートマタ作品は1910年ごろにフランスの玩具メーカーが製作したものとのこと。ゼンマイ仕掛けのオルゴールが動力であり、その美しい演奏もあいまって幻想的な物語を想像させます。
ちなみに現在は修復が行われ、毛皮で覆われた“健康な状態”に戻ったとのこと。ひたすら飲み続けていたら見事に回復したクマさん。もしかしたら左手のボトルには本当に魔法がかかっていたのかもしれませんね。
●魅力的なクマの動きに魅了される声
動画には、このクマに魂の存在を感じるという声や、ちょっぴり物悲しさを覚える声、そして「毛皮のコートを羽織るととても可愛いですね」「大好きです」「水をボトルに戻す仕組みは天才的だ」などの賛辞が寄せられています。
|
|
画像はInstagramアカウント「The House of Automata」より引用
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。