リヴァプール指揮官がA・アーノルドとの別れに「受け入れなければならない」…若武者ブラッドリーへの信頼を語る

　リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督は、今シーズン限りで退団の決まったイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドに言及した。10日、イギリス『ガーディアン』が同指揮官のコメントを伝えている。

　アレクサンダー・アーノルドはリヴァプールの下部組織出身で、20年間にわたってクラブに在籍。今シーズン限りで契約満了となり、去就に注目が集まっていたが、5日正式にリヴァプール退団が発表された。現在はレアル・マドリードへの移籍がすでに合意しているとも報じられている。

　スロット監督は、地元出身のアレクサンダー・アーノルドとの別れについて「ファン、サポーター、そして私にとっても残念なことだ」とコメント。続けて「非常に優れた人間で、とても優れたSBを失うことになる」と、右サイドバック（SB）のレギュラー退団を惜しむと、「クラブとしては、彼をここに留めるためにできる限りのことをしてきた。しかし彼の決断を受け入れなければならない」と語った。

　一方で指揮官は、アーノルドに代わる新たなスターの台頭に期待を寄せている。現在リヴァプールは、レヴァークーゼンに所属するオランダ代表DFジェレミー・フリンポンへの関心が報じられているが、スロット監督は北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーへの信頼を強調。「コナー（ブラッドリー）は素晴らしい強度を持ち合わせている。走力は別格で、パリ・サンジェルマンのアフラフ・ハキミに匹敵するかもしれない」と述べ、世界最高峰のSBと比較しながら、ブラッドリーの成長に期待を示した。