
後部座席をチラリと見ると、レイジくんとカリンは楽しそうにお喋りをしています。私にとっては、こちらの空気が子どもたちに伝わっていないことだけが救いでした。

そうこうしているうちに目的地へ到着しました。私は車を降り、あらためてアサカさんにお礼を言いましたが、アサカさんは一瞬、私の言葉の続きを待っていたようでした。しかし、私はまたもやキョトンとしてしまいました。
アサカさんは「私の言葉に続きがない」とわかるや否や、またもや「ありえない」という顔をして盛大なため息。そしてレイジくんの手を引いてさっさと行ってしまいました。レイジくんにも置いていかれたカリンは不思議そうな顔をしています。

帰りもこの空気だとしたら、正直ちょっと耐えられません。今度こそ子どもたちも嫌な雰囲気に気付くかもしれないし……。そこで私はある嘘をつくことにしました。キャンプも終盤になったころ、私はアサカさんに話しかけます。
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アサカさんが、「車を出すから、一緒にキャンプに行こうよ」と誘ってくれたときにはとてもありがたく感じていました。
しかしアサカさんとしては、「もっとお礼を“奢り”というかたちで示してほしい」という気持ちがあったのでしょう。
支払いの場になるたびにため息をつかれ、空気は最悪。
ひょっとしたら私も配慮が足りなかったのかもしれませんが、乗せてもらった費用は割り勘で完結しています。
帰りまでこんな不機嫌になられながら運転してもらおうとは思えませんし、帰りは断って、アサカさんとは距離を置こうと思います。
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原案・ママスタ 脚本・motte 作画・Ponko 編集・海田あと
