バイエルン行きが報じられているター[写真]=Getty Images
バイエルンはレヴァークーゼンに所属するドイツ代表DFヨナタン・ターの獲得に近づいているようだ。13日、ドイツ『キッカー』が報じている。
レヴァークーゼンでDFリーダーとして活躍するターは、2015年夏にハンブルガーSVから加入した。今シーズンも公式戦48試合に出場しており、欠場した試合は1試合のみと、安定感を放ち続けている。
ターに対しては昨夏、バイエルンが関心を示したものの、当時は合意に至らずレヴァークーゼンに残留。しかし現行契約が2025年6月までとなっていることから、今夏フリートランスファーでの移籍が確実視されており、バイエルンやレアル・マドリード、バルセロナへの移籍が噂されていた。
そんななか『キッカー』は、「バイエルン移籍の可能性が高い」と報道。バルセロナ加入が迫っていたようだが、「取引は間違いなく失敗に終わった」と伝えており、バルセロナが抱える財政問題による選手登録の不透明さが、交渉に影響を与えたと指摘されている。
さらに、スペイン『アス』も「バイエルンへの移籍は90パーセント完了している」と報道しており、レアル・マドリードの関心を知ったバイエルンが即座にターの獲得を決断したようだ。
バイエルンDF陣の去就は不透明となっており、すでにエリック・ダイアーは契約満了に伴い退団が決定。フランス代表DFダヨ・ウパメカヨや韓国代表DFキム・ミンジェには売却の噂が取り沙汰されている。そして伊藤洋輝も右足中足骨を骨折している影響で、2025年中の復帰は難しいとの見方もある。こうした背景もあり、ターがバイエルンに加入した際には、新たな守備の柱としての働きが期待されている。