【フィギュア】ロシア女子は逸材17歳ペトロシャン　ISUが五輪予選会出場可能リスト発表

国際スケート連盟（ISU）は13日（日本時間14日）、26年ミラノ・コルティナ冬季五輪の予選会に出場可能なAIN（個人の中立選手）のリストを発表した。

ISUは24年12月に厳格にドーピングや思想の検査をした上で、フィギュアスケートの場合は25年9月に北京で行われる五輪予選へロシア、ベラルーシ勢をAINとして出場容認。両国が推薦できるのは個人の男子1人、女子1人、ペア1組、アイスダンス1組で、団体戦にはエントリーできないことを発表していた。

注目の女子はアデリア・ペトロシャン（17）が名を連ねた。24年12月に行われたロシア選手権では、ショートプログラム（SP）、フリーともにトップに立ち、合計262・92点で2連覇。SPでトリプルアクセル（3回転半）、フリーでは3回転半と2本の4回転トーループを成功させた。

ISU非公認ながら、合計点は25年世界選手権優勝のアリサ・リュウ（米国）の222・97点を大きく上回っている。

男子はピョートル・グメンニク（23）が入った。20年世界ジュニア選手権でアンドレイ・モザリョフ（ロシア）、鍵山優真（オリエンタルバイオ／中京大）に続いて銅メダルを獲得している。

ペア、アイスダンス選手の名はリストに記されなかった。