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SAPジャパンと学校法人のOBS(沖縄県浦添市)は5月15日、SAPシステムエンジニアの養成に特化した専門学校「沖縄ビジネスソリューション専門学校」を、同市で4月に開校したと発表した。SAPジャパンによれば、同様の専門学校は日本初。
同校では、ERPシステム「SAP S/4HANA Cloud」などを使い、企業現場に即した実践的なスキルを提供。パートナーであるSIerやコンサルタント企業と連携した授業も行う。カリキュラムや授業科目は以下の通り。
SAP業界で最も需要が高いMM(在庫/購買管理)・SD(販売管理)・FI(財務会計)モジュールの業務・製品知識やSAP独自のプログラミング言語であるABAPを使用した設計から開発、単体テストまでの実践的な知識とスキルを身に付け、即戦力となれるようなカリキュラムを準備しております。
FI(財務会計)モジュールを学ぶにあたっては、一般的な会計の知識も必須となることから簿記2級までの学習も行います。
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また、専門的な内容に加えてビジネスマナーやプレゼン、コミュニケーションといった社会人として必要なスキルの訓練も行います。
●主な授業科目
・SAP全体概要
・SAPアドオン開発概要
・SAP FI(財務会計) 基礎/応用
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・SAP MM(在庫/購買管理) 基礎/応用
・SAP SD(販売管理) 基礎/応用
・簿記I、II
・ビジネスマナー
・HR活動(プレゼンスキル訓練、リレーションづくり等)
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すでに公式サイトもオープンしており、4月4日に行った開校式・入学式の様子を公開している他、今後開催予定のオープンキャンパスについて案内している。
SAPジャパンは、SAPに特化した専門学校を沖縄で開校した背景について「沖縄県は、全国平均に比べて所得が低く非正規雇用の割合が高いという実態があり、子どもの貧困が大きな課題となっている。雇用ニーズの高いSAPのシステムエンジニアの養成を通して、地域の産業基盤を持続的に強化することを目指す」としている。
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