
高校生以下の子どもたちを対象に「教育版マインクラフト(Minecraft Education)」で作られた作品を国内外から募集し、構想力や計画遂行力、表現力などを競い合う「第7回Minecraftカップ」がスタートする。作品の受付期間は、6月2日(月)〜9月4日(木)18時59分まで。Minecraftカップ運営委員会事務局(特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会内)主催。
阪神・淡路大震災から30年、戦後80年の節目を迎える今年のテーマは、「災害に立ち向かう力」。災害・気候変動・戦争など大変な出来事があっても、人々が支え合い、安心して暮らせる社会をつくる。まちが壊れても、より強く、安全な形でつくり直す――。そんな「予想外の出来事に対応できる未来のまち」を、Minecraftの世界でデザインする。「まちづくり部門」(高校生以下2〜40人までのチーム)と「たてもの部門」(小学生以下1〜10人までのチーム)の2部門で作品を募集する。
「まちづくり部門」では、レジリエンス・防災・復興をテーマにした「未来のまち」を設計。「たてもの部門」では、地域の防災対策を調べ、防災・減災に役立つ建物を設計する。「たてもの部門」では、大会オリジナルの「防災ワールド」を使って作品づくりを行う。防災ワールドでは、5つの災害「台風・洪水・地震・津波・土砂災害」が起こりうる設定と、人々が生活や仕事を行う4つのエリア「住宅街・オフィス街・農場・港(海辺)」が用意されている。参加者は、5つの予想される災害の中から一つ以上の災害を想定し、その被害や防災対策について考える。
9月12日(金)〜10月5日(日)に予選を行い、Minecraftカップ会員によるオンライン投票と、地区審査員による厳選な審査によって、地区大会に進む代表が決定。11月1日(土)〜12月14日(日)の期間に、全国13カ所で地区大会を開催する。全国大会を2026年2月15日(日)に東京大学大学院 情報学環・福武ホールで予定している。
大会を通し、個人では自分の興味・関心を元に独自の世界を広げられ、チームでは共同作業を通して協調性や計画力を身につけながらプログラミング的思考を学べる。作品を作るだけではなく、予選、地区大会と進んでいく中で1分間の作品紹介動画、2分間のスピーチ、審査員との質疑応答などさまざまスキルを求められるため、プログラミングにとどまらない多様な体験ができる。要項など詳細は、Minecraftカップ公式サイトに掲載している。
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