【オークス展望】桜花賞馬エンブロイダリーが二冠達成へ視界良好

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2025年05月21日 06:00  netkeiba

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オークスに出走予定のエンブロイダリー(c)netkeiba
 牝馬クラシック第二弾となるオークス。東京競馬場芝2400mを舞台に、3歳牝馬の頂点を決める一戦だ。過去の傾向からは桜花賞組が中心となることが多いが、距離延長が鍵となり、スタミナと持続力が問われる。今年も桜花賞上位組に加え、各トライアルを勝ち上がってきた素質馬たちが顔を揃え、激戦が予想される。

1.前走・桜花賞組は信頼度は高いが、配当妙味はOP組に

 過去10年のオークスにおいて、前走桜花賞組は[7-5-7-63]で複勝率23.2%と出走数も多く、馬券の中心となる存在だ。しかし、単勝回収率は24%、複勝回収率も51%と低い。一方、前走OP特別組は[2-1-1-19]と出走数は少ないながら勝率8.7%、複勝率17.4%で、単勝回収率は47%と低いものの、複勝回収率114%と馬券的な妙味がある。GI組の牙城を崩す伏兵が潜んでいる可能性があり、格だけで判断するのは早計かもしれない。

2.前走2・3番人気馬に妙味あり

 過去10年のオークスにおいて、前走で2番人気だった馬は[4-3-1-17]で勝率16.0%、複勝率32.0%という高い数値を記録している。また、これは前走1番人気馬(複勝率30.8%)をも上回る好成績だ。さらに、単勝回収率は56%だが、複勝回収率は121%と妙味がある。前走3番人気馬も[0-3-3-18]で勝ち星こそないが複勝率25.0%、複勝回収率180%と妙味十分。

3.前走で好位から中団で進めた馬に注目

 2400mのオークスでは前走のレース運びも重要なポイント。一気の距離延長になる馬が多く、折り合いが難しい馬はまず好走できない。スピードにものをいわせて好走する馬もそうで、前走4角1、2番手だった馬は過去10年で[0-0-0-28]と複勝圏内ゼロ。逆に、前走4角5-18番手で運んだ馬は[9-8-8-87]で複勝率22.3%。前走で控えた馬を買いたい。

 エンブロイダリーは、前走の桜花賞で3番人気、4角位置8番手からの差し切り勝ちと、ここでの好走条件を完全にクリアしている。折り合いがつき、距離延長にも不安がなさそうで、ここは二冠制覇も十分に射程圏と言えるだろう。桜の女王が樫の女王の座も掴むか。

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