チェルシーから関心が寄せられるJ・ペドロ [写真]=Getty Images チェルシーが、ブライトンに所属するブラジル代表FWジョアン・ペドロの獲得に動いているようだ。23日、ブラジルメディア『Globo』が伝えている。
現在23歳のJ・ペドロはフルミネンセの下部組織出身で、2019年1月にトップチームデビューを果たした。2020年1月に移籍金1150万ユーロ(約19億円)でワトフォードに移籍した後、2023年7月にブライトンに3420万ユーロ(約55億円)で加入した。今シーズンはここまで公式戦30試合に出場。プレミアリーグでは27試合出場で10ゴール6アシストを記録している。
そんなJ・ペドロはブライトンと2028年6月30日までとなる契約を締結しているが、今夏の移籍が噂されており、現在はチェルシーから関心が寄せられていることが明らかになっている。
そして、今回の報道によると、すでにチーム強化に動いているチェルシーが、J・ペドロに向けてブライトンとの交渉を開始し、6000万ユーロ(約97億円)のオファーを提示したという。チェルシーとしては6月15日から開幕するFIFAクラブワールドカップ2025に向けて設けられる特例の移籍期間である6月1日〜10日までの間で同選手を獲得して、同大会で同選手を起用することを望んでいるようだ。
現時点で交渉の進展具合は明らかになっていないが、仮にJ・ペドロがチェルシーに加入することになれば、2022年5月に現在のオーナー体制になって以降の同クラブにとっては、エクアドル代表MFモイセス・カイセドやスペイン代表DFマルク・ククレジャ、同代表GKロベルト・サンチェスらに続いて加入する選手となる。
なお、J・ペドロは先月18日に行われたプレミアリーグ第33節のブレントフォード戦で一発退場となったことで3試合の出場停止処分が下されていたが、処分が明けた今月19日のリヴァプール戦もベンチ外となり、直近4試合を欠場している。
リヴァプール戦を欠場した理由については練習中にオランダ代表DFヤン・ポール・ファン・ヘッケと口論に至ったことが原因とされており、ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督はすでに問題は解決しているものの、25日に行われる今季最終戦のトッテナム戦もJ・ペドロは欠場することを明らかにしている。そのため、今夏移籍することになれば、退場となったブレントフォード戦がブライトンでの最終戦となるが、果たして交渉は進展するのだろうか。