連対率はなんと100% “巳年の日本ダービー”にある共通項とは

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2025年05月26日 11:55  netkeiba

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13年2着のエピファネイア(ユーザー提供:みどパカさん)
 今週末日曜、東京競馬場では日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)が行われるが、“競馬の祭典”とも称される戦いをひと味違った視点から分析してみたい。本稿では干支に注目。すると、「3番人気」が共通項として浮かび上がってきた。

 グレード制が導入された84年以降、巳年のダービーは89年、01年、13年の3回。なんといずれも3番人気が連対している。

 89年の該当馬はウィナーズサークル。デビューからなかなか勝ちあがれず、ダートに転じて2勝を挙げ皐月賞へ。7番人気と伏兵の一角だったが、上がり最速の末脚を繰り出して2着に好走。続く日本ダービーでもしぶとく脚を伸ばして押し切り、リアルバースデー以下の追撃を半馬身差振り切って世代の頂点に輝いた。芦毛初、そして茨城県産馬で初めて、ダービー馬となった。

 01年はダンツフレームが3番人気に推された。デビュー戦は2着も、折り返しの新馬戦を勝ち、ききょうS、野路菊Sとオープン特別を連勝。きさらぎ賞2着、アーリントンC1着と前哨戦でも結果を残しクラシックに駒を進めると、皐月賞ではアグネスタキオンの2着となる。同馬不在となった日本ダービーでは、ジャングルポケットから1馬身半差の2着と再度見せ場をつくった。

 13年はエピファネイアだった。無傷3連勝でラジオNIKKEI杯2歳Sを制し、弥生賞では4着に敗れたが、皐月賞では2着に巻き返し。日本ダービーでは京都新聞杯覇者のキズナ、二冠を狙うロゴタイプに続く支持を集め、直線では一旦先頭に立つ見どころ十分の競馬で2着に入った。

 サンプルは3例だけだが、グレード制が導入された84年以降、巳年のダービーは「3番人気の連対率100%」というオカルトデータが存在。netkeibaの予想オッズでは、今年の想定3番人気はマスカレードボールとなっている。同じ東京コースの共同通信杯を勝ち、皐月賞でも3着に入った実力馬。過去の傾向も後押しに好走なるか。

【巳年ダービーの3番人気馬】
・13年エピファネイア 2着
・01年ダンツフレーム 2着
・89年ウィナーズサークル 1着

※グレード制導入以降

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