大谷翔平 「自分がピッチャーやっているというのを思い出した」1年9か月ぶりの実戦 トップタイの18号は「甘い球をしっかり打てた」

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2025年05月26日 12:10  TBS NEWS DIG

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■MLB メッツ 3ー1 ドジャース(日本時間26日、シティ・フィールド)

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ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのメッツ戦に“1番・DH”で出場し、1回の第1打席に今季被本塁打1本のメッツ先発・千賀滉大(32)から5試合ぶりの18号本塁打を放った。試合前には1年9か月ぶりに実戦形式のピッチングも行い、打者5人に対し、22球を投げて、被安打1、奪三振2、四死球1だった。

取材に対応した大谷は「ステップを踏めたという点ではよかったと思いますし、内容も納得できる内容だったので、次のライブBPに向けて調整したい」と話し、「最近投げていなかったので、自分がピッチャーやっているというのを若干思い出した感じはあるので良かったじゃないかな」と笑顔を見せた。

球速は97マイル(156キロ)をマークしたが「バッターが立てば上がるのはわかっていましたけど、なんとかあまりあげすぎないように1回目のライブなので、なるべく96、97(マイル)は投げないようにしましたけど、最後の方は出てはいたので、いいところでもあり、もう少し抑えながら行けばいいのかな」と振り返った。

対戦した若手有望株のキャッチャー・D.ラッシング(24)は「とても素晴らしいスプリットだった。ストライクゾーンに来たかと思ったら、最後に真下に落ちるんです。彼の持ち球の中でも特に優れたボールのひとつですね。そして今日は、その素晴らしい一球を投げていました」と話し、「すごく特別な体験でした。特別です。打席に入ることで、自分がどうマッチするのかが分かりました」とキャッチャー目線でしっかり大谷のボールを確認していた。

D.ロバーツ監督は「バッターとしての彼を見慣れたから、ピッチャーとしてマウンドに立つ彼を見るのは、いつもと違って、私たち全員にとってエキサイティングなことだった」と口にして「みんな次の週末にまた実戦があるだろうと予想していますが、それは彼の体調次第です。水曜日が彼にとって投げるには理にかなった日だと思いますし、普段のルーティンを続けられる日でもあります。でも、日が近づくにつれて状況を見て判断していくと思います」と次回の登板の明言は避けた。

大谷は復帰までライブBPだけなのかという質問には「前の時もライブBPで調整はしていたので実際のゲームだから、シミュレーションとすごく変わるかと言われたらそんなに変わらないと思うので今の形式で球数、強度が保てるのであれば十分じゃないかと思っています」と答えた。

そして、打撃では今季初対戦となったメッツ・千賀滉大(32)からメジャー初アーチを放ったが「甘い球をしっかり打てたのでそこは良かったとは思うので、3打席目が逆に自分の中では打ってるかなってところではあと少し捉えられないってところが、もう少しどうにかなる打席だったのかなと。ホームランを打てていれば同点にもなったし、自分の打席としてはちょっと悔やまれます」と5回の1死一塁でフォークボールを打ち損じてセンターフライに倒れた打席を後悔していた。

多くのファンが待ち望む“二刀流”の復帰については「もちろん楽しみにしてますし、まだ(投手として)今シーズン出られるって確定してないので、もちろん、そこの位置にしっかり行く過程の中でスケジュール通り復帰してチームの戦力になれれば、その先が見えてくるのかなと思います」と力強く語った。
 

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