チャールズ国王、不仲の息子ヘンリー王子の暮らす北米に到着

　イギリスのチャールズ国王とカミラ王妃が、カナダのオタワに到着。即位後初となる北米でのロイヤルツアーを開始した。陸続きの米カリフォルニア州には、不仲が報じられているヘンリ―王子が家族と暮らすが、面会の予定はないようだ。

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　Peopleによると、国王夫妻が現地時間5月26日、オタワに到着。2日間にわたるロイヤルツアーを開始したそうだ。チャールズ国王にとっては20回目、カミラ王妃にとっては6回目のカナダ訪問となった。

　次男であるヘンリー王子と不仲が伝えられる国王。王子は今月初め、英滞在時の警護を巡る裁判に敗訴した際、BBCのインタビューで、「ぜひ家族と和解したい。争いを続ける意味がもうない」「人生は尊い。父があとどれくらい生きられるか分かりません。この警護問題のせいで僕と話してくれませんが、和解できたらうれしいです」と語っていたが、意図してか、偶然か、現在は旅行・観光会議に出席するため中国・上海を訪問中で、北米にはいないそうだ。

　なお、今回のチャールズ国王の訪問は、カナダの国家元首としてカミラ王妃とともに、27日の国会開会式に出席し、上院議場で国王演説を行うのが主な目的。26日には、メアリー・サイモン総督と謁見した後、マーク・カーニー首相と会談。また総督公邸であるリドー・ホールに記念樹を植えるなどしたという。