航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市の入鹿(いるか)池に墜落し、空自隊員2人が死亡した事故で、防衛省は27日、同市で地元関係者向けの説明会を開いた。
非公開で開かれ、農業関係者ら約30人が出席した。同省の森田治男・地方協力局次長によると、池の水質について、健康被害はなく、農業用水としての使用に問題はないとする現時点での水質調査の結果を伝えた。民間のサルベージ船を使って、機体の引き揚げを検討していることも明らかにしたという。
事故では、近隣の観光施設「博物館明治村」が自衛隊の指揮所となり、事故翌日の15日から23日まで臨時休業し、貸しボート店も休業を余儀なくされた。森田局次長は「賠償については誠意を持って対応する」としたものの、まだ個別協議はしていないという。【真貝恒平】
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